Cast >> Richard Pryor, Mel Brooks, Dave Chappelle, Mike Epps, Whoopi Goldberg, Jesse Jackson, Quincy Jones, George Lopez, Paul Mooney, Stan Shaw, Michael Schultz, Lonette McKee, Richard Pryor Jr. ...
Director >> Marina Zenovich
Writer >> P.G. Morgan
Producer >> Sara Hutchison
Genre >> Documentary
総合ポイント4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> N/A 演出 >> 4 音楽 >> 5
God of comedy but not almighty...
コメディの神リチャード・プライヤーのドキュメンタリー作品。リチャード・プライヤーが最初にTVに登場してからを追う。
リチャード・プライヤーの自伝本に、その左腕であったポール・ムーニーの回想録、果ては恋人だったパム・グリアーの自伝本を読んだ私には、このドキュメンタリー映画に真新しい情報は殆ど無かった。初心者向けのウィキペディア的な作品ではある。しかし、リチャード・プライヤーの息子や昔の恋人達が出て来るのは面白かった。一緒に制作会社を作って仲違いしたジム・ブラウンや、先に書いたように恋人だったパム・グリアが出てきてくれると、本当は面白いのだが、さすがにそれは無かった。真新しい情報は無かったが、一番最初に出た番組の映像や、プライヤーが売春宿を経営していたあの有名なお婆ちゃんと一緒に出た番組の映像などは珍しいし、問題となったイベントの音声が聞けるのも貴重。いまや伝説となっているサンセット通りでのコンサート映画は、初日じゃなくて2日目の映像で、初日は散々だった。その映像が見れるのも凄い。
リチャード・プライヤーはコメディの神だと、誰もが口を合わせて言う。しかしキリスト同様に最後は受難だった。自分の中の悪魔と戦い続け負けた。そしてプライヤーは死んだ後に人々が「俺の写真を見ただけで笑ってくれれば嬉しい」と語っている。いつだって笑っちゃうよ、神様。
(6/6/13:TV放映をDVDに落として鑑賞)