D.C. Cab / D.C.キャブ (1983)
Cast >> Max Gail (Harold), Adam Baldwin (Albert Hockenberry), Mr. T (Samson), Charlie Barnett (Tyrone), Gary Busey (Dell), Paul Rodriguez (Xavier), Whitman Mayo (Mr. Rhythm), Irene Cara (Irene Cara) ....
Director >> Joel Schumacher
Writer >> Joel Schumacher, Topper Carew
Producer >> Topper Carew
Genre >> Comedy
Country >> USA
総合ポイント >> Not Yet/5点満点
Contents >> Performance >> Direct >> Music >>
Feel good, happy-go-lucky, energetic, happyending and Irene Cara! ... good ol' 80's!!
ハロルド(マックス・ゲイル)が経営するD.C.キャブは、夢のある明るい若者達がドライバーをしていたが、車はオンボロで接客も大雑把で、しかも監査官が必要以上に彼等に付きまとい、経営は傾いていた。そんな中、ハロルドの戦友の息子アルバート(アダム・ボールドウィン)が、訪ねてやってきて、タクシードライバーになりたいと言った。そんな中、高価なバイオリンをタクシーに置き忘れ、その報酬でD.C.キャブは大金を手にするが、ハロルドの妻が独り占めしてしまう。更には、勤務中のアルバートと大使の子供たちが誘拐されてしまう...
「カーウォッシュ」の80年代版とも言える、アンサンブルコメディ。「カーウォッシュ」のジョエル・シュマッカーが監督。群像劇を描くのが巧いシュマッカーらしい作品で、それぞれのキャラクターを巧く生かしている。このタクシー会社もミスターTをはじめ、個性の集まり。日本ではあまり知られていないチャーリー・バーネットの使い方も見事。これまた日本では全然知られていないホイットマン・メイヨの使い方が絶妙である。あの「サンフォード&サン」の時と同じだ。
内容も80年代らしさが全開で、決して観客を暗い気分にはさせない明るい内容。はっきり言えば、バカ全開。
エンディングではアイリーン・キャラがまた明るい希望のある歌詞を歌う。これ以上に80年代を象徴する事はない。明るさだけが取り柄だった80年代が、この映画の中で活き活きとしている。
(3/3/12:DVDにて鑑賞)