Cast >> Philip Michael Thomas (Stix), Irene Cara (Sparkle), Lonette McKee (Sister), Dwan Smith (Delores), Mary Alice (Effie), Dorian Harewood (Levi), Tony King (Satin) ....
Director >> Sam O'Steen
Writer >> Joel Schumacher, Howard Rosenman
Producer >> Howard Rosenman
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Sparkle in the time!
シスター(ロネット・マッキー)、スパークル(アイリーン・キャラ)、ドロレス(ドーン・スミス)は、ニューヨークのハーレムのアパートに母(メアリー・アリス)と住む3人姉妹だった。シスターは、ストリートでやり手レヴィと、スパークルはミュージシャン目指すスティックス(フィリップ・マイケル・トーマス)と付き合っていた。5人は、ある日レヴューを見てから、シンガーを目指し、シスターの才能と美貌ですぐに人気となるが...
ミュージカル映画の最高峰に位置するであろう「ドリームガールズ」... または、カルト人気のロバート・タウンゼントの「The Five Heartbeats」、はたまたTV映画の「The Temptations」等を先に見ている人には、物足りなさを感じるかもしれない。時代が前後したからである。それらの映画を見てしまった事実は取り戻せない。でも、この映画にもそういった映画の面白い部分...当時を思わせる最高の音楽シーンがある。この映画でも、5人が見に行くレヴューにマントで演出したシンガー等がThe Cloversの「Love Potion No. 9」を歌ったり、司会者が本物のコメディアン(ティミー・ロジャース)でお客を笑わせたりするシーン等があって、当時の雰囲気が出ていて興味深い。物語の軸ともなる、姉妹2人の恋物語にも胸がドキドキする純粋さもある。確かに物語の単純さやキャラクターの説明不足的な部分もあるが、メアリー・アリスの台詞「私はずっとハーレムで生活してるの、私にはねずみは見ればすぐに分かるのよ」という台詞が、白人であるジョエル・シュマッカーが書いたとは思えない程にリアリティがある。
確かに今見たら時代遅れかもしれない。でも、絶対に当時見ていたら時代の先端を言っていたのは分かるし、今でも人を虜にするカルト的な面白さを秘めている作品。
(3/14/07:DVDにて観賞)