ゴールデン・グローブ賞
ついにゴールデン・グローブ賞が発表。オスカーを占う上でもかなり重要視されているのが、このゴールデン・グローブ賞とSAG(アクターズ協会)賞。結果は大体ご存知だと思いますが、こちら。日本語なら映画部門がこちらで、TV部門がこちら。
いやー、やりましたよ、イドリス・エルバ!!ファンに一番最初に感謝する辺りが、やられてしまいましたねー。ちなみに彼が受賞した部門がミニシリーズ・TV映画部門の主演男優賞です。彼のイギリス訛りはコリン・ファースとか司会のリッキー・ジャーヴェイス程じゃなくて、程よいんですよね。イギリス訛りに慣れてない私でも分かりやすくて好きです。イギリスの黒人俳優はみんな訛りがキツくないですよね。まあ元々移民というのが大きいんでしょうが...でもまだ少しイギリス訛りが残っているのがセクシー。ところで、エルバは自身のツイッターで去年受賞を逃した時に、娘さんが代わりのトロフィーを作ってくれたとの事で写真を載せてました。なんて素敵な娘さん!!ツイート通りに娘さんに本物を持って帰れるので、誇らしい事でしょう... それと彼が取った後に、私がフォローしている有名人のみんなが歓喜のツイートしていたのも印象的でした。アニカ・ノニ・ローズとかヴィヴィカ・A・フォックスとかブライアン・ホワイトとかテリー・クルーズとか。
そしてオクタヴィア・スペンサー!助演女優賞を受賞。スピーチは名前を羅列しただけのようにも感じたけど、途中途中本音が入り混じっていて面白いスピーチでした。ツイートとかTumblrで見ていても、彼女のスピーチは評判が良かった。彼女が着ていたドレスは日本人のタダシ・ショージのドレス。彼は少し大きめの女性のドレスも手がけている。モニークも「Precious: Based on the Novel Push by Sapphire / プレシャス (2009)」で色んな賞に出ていた時に、彼のドレスを着ていました。そしてスペンサーもツイッターやフェイスブックで、ジョージ・クルーニーやイドリス・エルバやマイケル・ファスベンダーやブラッドリー・クーパー等にキスしてもらえるなんて、なんて素敵な夜でしょう!と書いている。彼女はオスカーに大きな一歩を踏み込みましたね。
しかし、残念だったのが、ヴァイオラ・デイビス。とーっても意外でした。受賞したメリル・ストリープが彼女の名前ばかり挙げていたのも興味深い。確か「Doubt」の時にも、メリル・ストリープがSAG賞(だったと思う)主演女優賞を受賞して、ヴァイオラが助演にノミネートされていたけれど受賞出来なかった時にも、ストリープはヴァイオラの名前をステージから呼び続けていた。そして今回、メリル・ストリープの口から驚きの映画タイトルが出てきた。それは「Pariah / アリーケの詩(うた) (2011)」。ストリープも気に入っているみたいですね。
残念と言えばメアリー・J・ブライジ姉さん。クイーン・ラティファと同じテーブルで見てました。悔しそうというか、泣きそうな顔してましたね。でもいつも一緒の旦那さんが見当たらなかったのが気になります。ドレスが素敵でした。メアリー姉さんのヘア担当の人は、いつも凄いと思う。
さらには、お伝えした通りにモーガン・フリーマンが功労賞のセシル・B・デミル賞を受賞。紹介には、なんとシドニー・ポワチエ御大が登場。会場は一気にボルテージが上がって、スタンディング・オベーション。当たり前ですよねー。でも話をする姿はやっぱり老いを感じました。もう多分新しい映画で彼の姿をスクリーンで観る事はないのかな...と思うと、自然に涙が出てきました。一生懸命に一つ一つの言葉を丁寧に話す姿が印象的。そのポワチエに感謝を述べるモーガン・フリーマンの言葉も感動的でした。「貴方のような方からセシル・B・デミル賞はこの上なく光栄で、私にとってはシドニー・ポワチエ賞でもありこの上ない光栄」と。号泣ですよ。
そしてモーガン・フリーマンのキャリアを紹介する映像では、子供向けの番組エレクトリック・カンパニーが流れると、私のTLにもその映像のユーチューブのリンクが大量に流れてました。ちなみにこちら↓。
モーガン・フリーマンの席にいた一番真ん中のまん前の人、カンゴールでスーツだし、モーガンと一緒なのでてっきりサミュエル・L・ジャクソンだと早合点していたら、なんとモーガンの息子で俳優もしているモーガン・J・フリーマンだったらしい。サミュエル以外、カンゴール黒禁止!そしてモーガンはレッドカーペットで白人の2人の女性を両手に登場。さすがやるなーと思っていたら、1人はモーガンの長年のビジネスパートナーの女性で、もう1人はその息子の嫁らしい。
なんだかんだと目立つのにノミネートで名前が呼ばれるとはにかむジョージ・クルーニーと、彼の代表作で共演した女優達(クレア・デインズとケイト・ウィンスレット)に監督(スコセッシ)が受賞していく中で、やっぱり受賞出来ないレオナルド・ディカプリオが対照的でした。マドンナは受賞した時は噛み噛みでしたが、プレゼンターで出てきた時には司会のリッキー・ジャーヴェイスに言い返す辺りがさすがでした。なんだかんだとキス出来ないリッキー・ジャーヴェイスも、意外と可愛い人かと...
今年の主役はハーヴェイ・ワインスタインでしたね。彼の会社が受賞独占状態。