久々のブラックインディペンデンス。舞台がデトロイト。私、人生で初めて足を踏み入れたアメリカが、デトロイトなんです。もちろん飛行機の乗り換えでそうなったんですが...妙な思い入れがありますね、デトロイト。空港でMCハマーのTシャツ買ったんですわ。と言っても顔写真が入っているタイプじゃなくて、言葉だけの面白コメントバージョンのTシャツですよ。キャッシャー担当が黒人の若い女の子だったのをよーーく覚えてますわ。日本人の若い子がMCハマーのシャツ買ったんで、びっくりというか、嬉しそうというか...「えー、MCハマー好きなの?」って聞かれましたね。まあ私の初めてのアメリカでの思い出ですよね。今思えば、なんでMCハマーと全く関係ないデトロイトでそのシャツ買ったか分からないですけど。
で、この映画のタイトルになっている「ジョイ・ロード」は、デトロイトのゲトーにある通りの名前。その近辺に住んでいたのが、トニーとニアの兄妹。トニーは9歳で私立の学校に行ったお陰で、今は弁護士。しかし両親はニアに私立を行かせるお金まではなかったので、ニアは今でもこのゲトーで暮らしている。しかもこのゲトーで有名なMVPというギャングのリーダーのビック・ボーイと付き合っている。兄妹で全く違う道を歩んでおります。で、ビック・ボーイは殺人の容疑で捕まってしまい、ニアはトニーに弁護を頼むのです。ビック・ボーイは無実を主張。しかし、トニーはどこかでビック・ボーイがやっていると思っている節があって、司法取引を進める。面倒だし。トニーは、9歳から私立の寮入っているから、ゲトーでの暮らしはイマイチ分かっていないのです。
まあ面白そうなんですが、何せウッド・ハリスが弁護士にまあ見えないよね。ゲトーの暮らしは分からないって事になっているけど、そんな感じはしない。どちらかと言えばゲトー知ってるでしょ?という感じ。でもウッド・ハリスはいい人なんですよねー。昔、彼の自分のオフィシャルサイトで若い男の子が「俳優になりたいけれど、演技をしている自分の姿が恥ずかしい」みたいな相談を書き込んだのですよ。そしたら、ハリスは「本当に俳優がやりたいと思ったら、そこに飛び込まなければ!情熱があれば、そういう気持ちは自然となくなるよ」とアドバイスしてました。エエ人だわ...という印象があります。ジミヘン演じた「Hendrix / 炎のギタリスト ジミ・ヘンドリックス (2000)」とかはイマイチでしたが、でも「Above the Rim / ビート・オブ・ダンク (1994)」とか良かったよね。そして久々にンブッシュ・ライト見た!!可愛いよね、相変わらず。好きなタイプですわ。後、ビック・ボーイを演じたのが、ラッパーのトリック・トリック。デトロイトと言えば、今はエミネムですね。その一派でもあるトリック・トリックです。この人が一番上手かったかも!頑固なギャングのリーダーです。
(3点/5点満点中:11/20/11にDVDにて鑑賞)