Super 8 / SUPER 8/スーパーエイト (2011) 940本目
なぜかやたらと宣伝で「スタンド・バイ・ミー」が使われていたので、気になっていた作品です。見に行こうとは思っていましたが、それ以外に惹かれる所もなく、面倒な方が勝ってしまい... はい。
1979年のオハイオの架空の町が舞台。中学生の主人公達は、スーパー8での映画作りに夢中。監督が居て、役者が居て、特殊メイク係りが居て、火薬係りまで居る。その子達が映画を作っていると、事件に巻き込まれてしまうのです。なんとアメリカの空軍が悪者。町が大パニックになった時に、ソビエトが侵略してきた!と言うんですが、まあそうだとしてもいきなりオハイオ襲わないよね。陸続きのオハイオは襲い難いし、まずニューヨークかロサンジェルスを襲うでしょ。その方が効率いいもん。という事で、アメリカの田舎って、その町がその人にとっての世界になってしまうんですよね。
子供は純粋でエイリアンにすら心を通じてしまう。まあその辺は許すよ。でもその子供達の恋愛を見せ付けられたんじゃ、素直に納得できないよね。確かにこの映画の主人公位の年頃には、好きな異性は居て当然。でもその子の為に命かけて助けにいくかといわれると、ちょっと違和感あるかなー。子供を全面的にヒーローにしちゃうのがね... 「スタンド・バイ・ミー」は違った。スタンド・バイ・ミーの4人は自分達の子供ゆえの失敗経験から大人に少しずつなっていったからね。子供のバカさもあった訳ですよ。だからこそ自分達と同じレベルで愛おしかった訳ですよ!
大好きなグリン・ターマン(歌姫アレサ・フランクリンと結婚してたんだぜ!)が生物の先生役で出てた。そういえばブラック青春の名作「Cooley High / 日本未公開 (1975)」でのターマンが演じた役も、良い意味でバカで愛おしい青年でしたよ。プリーチ!!
(3.5点/5点満点中:12/19/11にDVDにて鑑賞)