Cast >> Ice-T (Narrator), Too $hort, Chuck D, Snoop Dogg, RZA, Melle Mel, Richard Price, Raekwon, Sandra 'Pepa' Denton, Freeway Ricky Ross, Todd Boyd, Paul Butler, Cheo Hodari Coker, Barry Michael Cooper ...
Director >> Richard Lowe, Martin Torgoff
Writer >> Richard Lowe, Martin Torgoff
Producer >> Richard Lowe, Martin Torgoff, Ice-T (executive producer)
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
Rock, rock to the Planet Rock, don't stop
ヒップホップと共に歩いたクラック世代のドキュメンタリー。
ヒップホップがNYやLAの黒人の間で広まった頃、丁度クラック世代へと突入していた。80年代のアメリカを揺るがした失業率の増加で、人々は現実から逃れる為にクラックという快楽に走る。そう、ちょうど「アメリカン・ギャングスタ」でデンゼル・ワシントンが演じたフランク・ルーカスの時代。しかしクラックは当初白人の麻薬と言われていた。高い麻薬で黒人には手が出なかったのだ。それを手軽に格安でさばく為に重曹を混ぜる事を始めたのは、ロサンゼルスの有名ギャングのフリーウェイ・リック・ロスだった。あの某ラッパーが名前を拝借した男である。他にも様々なラッパーが「クラック」や「コカイン」の隠語である「Ski」や「Rock」をラップネームをつけている。そしてそれらの売人だった男達がラップ界で活躍しているのも事実である。それらの事実を上手く時代としてまとめていた。
ヒップホップは大好きだけど、麻薬は大嫌い。そんな私には中々複雑な気分になるドキュメンタリーだったが、事実として面白い作品。そしてクラックとラップを結びつけて、何者かがそれらを排除しようとしていた陰謀も伺える。
(9/30/11:TVにて鑑賞)