開催中のサンダンス映画祭から、公開された作品が買われたというニュースが続々と届いている。
まず買われたのが、ドン・チードルが出演しているアイルランド映画「The Guard / ザ・ガード 〜西部の相棒〜 (2011)」。こちらはソニー・ピクチャーズが7桁の金額(1,000,000ドル以上という意味で、約10億円)で北米と南米での興行権利を買ったとの事。サンダンス映画祭でプレミア公開されてから、幾つかの会社が打診していたとの事。こちらは1月25日に決定。
Sundance: Sony Pictures Classics Acquires 'The Guard' With Brendan Gleeson
その次に買われたのが、ラシャード・アーネスト・グリーンの長編初監督作品「Gun Hill Road / 日本未公開 (2011)」。こちらも7桁の金額で、モーション・フィルム・グループがワールドワイドの公開権利を買った。彼らは夏に全米での公開と、カンヌ映画祭で世界的な売り込みをしたいと考えているとの事。こちらはブロンクスを舞台にしたプエルトリコ系の家庭の物語。イーサイ・モラレス等が出演している。こちらは1月27日に決定。
Sundance: Distributor Motion Film Group Launches With 'Gun Hill Road' Deal
そしてサンダンス映画祭開催早々に公開され、一番先に話題となった作品が「Pariah / アリーケの詩(うた) (2011)」。こちらも配給会社との交渉が大詰めとなり、フォーカス・フューチャーと話し合いが持たれている。彼らはワールドワイドの権利を求めて7桁で交渉している。フォーカスはこの作品の監督ディ・リースには、次の作品の監督を視野に入れた脚本を書く事も契約内容に含めているとの噂。
Sundance: Focus Features Acquires 'Pariah,' Buys Filmmaker's Next Project
こうやって買われる事で、一般の観客も見られるようになるんですから、超嬉しいニュースです。やはりサンダンスからは目が離せませんね。