For Colored Girls / 日本未公開 (2010)
先週末から全米で公開され興行成績初登場第3位となったタイラー・ペリーの最新作「For Colored Girls / 日本未公開 (2010)」。ヌトザケ・シャンゲの有名な戯曲「死ぬことを考えた黒い女たちのために」を映画化。ジャネット・ジャクソンにウーピー・ゴールドバーグ、ケリー・ワシントンなど人気女優が勢ぞろいした事でも話題。プレビューが撮影場所のニューヨークやタイラー・ペリーのお膝元アトランタ、そしてロサンジェルスでも行われ、そこに集まった批評家達の評価は千差万別。一足先に映画を見た人気作家で映画「Waiting to Exhale / ため息つかせて (1995)」の原作者としても知られるテリー・マクミランは自身のツイッターで「今晩For Colored Girlsを見たの。気に入ったわ。そしてビックリした。感動したわ。タイラー・ペリーの作品の中では一番だと思うわ」と書き綴った。さらにこの映画が女性の間で批判が起きているのを知っているマクミランは「私がColored Girlsが好きと言った事で私をアンフォローしたいと思ったら、今するがいいわ」とも書いている。
アメリカで一番の知名度のある映画評論家ロジャー・エバートは4点満点中星2つと半分と普通の評価。でも恒例の親指は下を向いていて、評価が低い。エバートは「シャンゲの賞に輝いた戯曲は公正にリスペクトされているが、映画化に向いてたかは分からない。ペリーを起用した事は賢い選択だったとは思わない。ペリーはもっと普通の家庭のファミリーコメディタイプの監督であって、慎重すぎた」と書いている。
とは言え、ウィル・フェレルの人気ウエブサイトFunny or Dieでは、ウェイン・ブラディとアフィオン・クロケットがこの映画の予告編のパロディを制作。人気の高さを物語っていると思う。