Hi-De-Ho / キャブ・キャロウェイのハイ・デ・ホー (1947)
Cast >> Cab Calloway (Himself), Ida James (Nettie), Jeni Le Gon (Minnie), William Campbell (Sparks) ...
Director >> Josh Binney
Writer >> Hal Seeger
Producer >> E.M. Glucksman
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 5
The Hi De Ho Man, that's Cab!
キャブ(キャブ・キャロウェイ)はクラブシンガーでバンドリーダーだった。キャブの新しいマネージャーのネティ(アイダ・ジェームス)が女性だったので、恋人のミニー(ジェニー・リ・ゴン)は嫉妬していた。その嫉妬心でミニーはクラブオーナーで悪のボスのメイソンと手を組んで...
ハイ・デー・ホー!キャブ・キャロウェイは今の若い踊る歌手の原型。今では鍛え上げられた上半身を見せる為にわざとシャツを脱いだりする演出で女の子を喜ばせてますが、キャブのこの時代は髪の毛をストレートに整えて、それをわざと振り乱す仕草がたまらなかったのでしょうねと思わせてくれます。キャブの歌やバンドリーダーぶりが好きな人にはたまらない作品です。それらがたっぷりと詰まってます。でも映画としては、女性蔑視というか... 耐えられない場面も多いです。この40年代当時に流行ったギャング映画を思わせる雰囲気。キャブの歌が優しいだけにそんな場面がとっても残念に思う。男の本能だけを楽しませる部分が、今の時代のミュージックビデオにも通じるものがある。
キャブ・キャロウェイと当時のエンタテイメント好きにはたまらない。女性一人と男性二人トリオのミラーズ・アンド・ロイスのタップは圧巻だし、有名な巨漢女性トリオのピーターズ・シスターズの歌は迫力ある。でも映画としての魅力には少し欠ける。
(9/29/09:DVDにて鑑賞)