SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

スーパーボウルに見るアメリカの経済の不思議

第43回(正しくはXLIIIですか)スーパーボウル、史上最高に面白かった!今回のように面白すぎるスーパーボウルも珍しいかと...
後半からは手に汗握るシーソーゲーム。ドキドキしたー。ちなみに、我が家は私と子供がスティーラーズで夫がカーディナルスを応援と分かれました。私は前から少しスティーラーズが好きなのもありますが(大好きな黄色と黒のコントラストがたまらん!)...マイク・トムリン監督がOmar Epps (オマー・エプス)にソックリなので、思わず。マイク・トムリンと我が夫婦(ちなみにオマー・エプスも)は同じ世代だわ。凄いわ、彼。夫は、カーディナルスクォーターバックのカート・ワーナーが好きという理由。チーム的にはスティーラーズも好きなんですが、今年はとある理由でカート・ワーナーに掛けていました。カート・ワーナーは大学を出てからドラフト指名されるでもなく、アリーナ・フットボールというリーグで活躍。アリーナ・フットボールは、サッカーで言う所のフットサルのような感じで、室内で行われるフットボールフットボールフィールドより小さめなので、タッチダウンとか決めやすい。うちの夫は、実はNFLよりもこのアリーナ・フットボールの大ファン。所が、来シーズンはアメリカの不景気の煽りを受けて、来シーズン1年間全く試合が行われない事がつい先日に決定したのです。アリーナ・フットボールで活躍している選手は、そこで活躍をステップにしてNFLから契約して貰ったりしています。カート・ワーナーもその一人。でも殆どが、アリーナ・フットボールで選手生活を終わらせる事になり、オフシーズンに備えて2足のワラジで生活している人も多いです。でも、その来シーズンに向けて、選手達は給料を25%カットしてもいいから試合がしたいと申し出ましたが願い届かず。殆どの選手が、明日からの生活に不安を抱えています。昨日までスター選手だった人が、突然(とりあえず)1年間は無職になったのです。そしてうちの夫のようなファンは不貞腐れています。それもあって、アリーナ・フットボールで活躍していたカート・ワーナーに勝って欲しかった様子。

名場面が沢山ありましたね。
前半でのMVPは、スティーラーズの92番ジェームス・ハリソン。100ヤードのリターンタッチダウンスーパーボウルの歴史に名を刻みました。爽快でしたね。私だったらあのタッチダウンでのせめぎあいの時に首を捻って残念な結果になっているだろうに、さすが選手の首は強い。何も無かったように立ち上がるなんてね。そして後半はカーディナルスもようやく本調子になって、攻めてましたねー。終了50秒まではラリー・フィッツジェラルドがMVPですもの。カート・ワーナーもハートが強い。自信のパスを絶対に変えなかった。そして、スティーラーズのサントニオ・ホームズですよ。ロングパスをキャッチしたあの瞬間から彼のものになりましたね。そしてラスト40秒??のあのキャッチ。よくギリギリライン内で足が両方付いていたと思う。あれは神業。いつもはハーフタイムが楽しみだけど、今回は試合が十分に楽しかった!ハーフタイムもブルース・スプリングスティーンはあんなに体柔らかいの?って位にクネクネしていたし、元気に飛び跳ねてましたね。Eストリート・バンドの大所帯な感じは、ああいう場所に相応しいですね。さすがにスタジアム級のライブばかりしている人達なので、盛り上げ方が上手かった。でもやっぱり何年か前のプリンスが歴代1位ですけどね。ジェニファー・ハドソンの国歌も素晴らしかった。悲劇を乗り越えて、よくあの大舞台で出来たと思います。立派。でも今日になって、あれは口パクだったとの噂が。事情を考えれば仕方ないかな。いや、だからこそ生で歌って欲しかったかも??その他にもこの前のハドソン川に不時着したUSエアウェイズのクルー達といい、ドラマが多かったですね。

でも今回開催地がフロリダのテンパというのも良かったのかもしれないですね。寒い地域だったら、体が動かなくてあんなにドラマは生まれなかったかも?これからずっと暖かい地域で開催すればいいのに。

ちなみに「Jerry Maguire / ザ・エージェント (1996)」でフットボール選手を演じてアカデミー賞助演男優賞を獲得したキューバ・グッティング・ジュニアが試合を現地で見ていた。彼があの映画で演じたフットボール選手は、今回戦ったアリゾナ・カーディナルスの選手という設定だったかららしいです。他にもパーティに出席したりと、やっぱりあの映画のあの役には思いいれがあるんでしょうね。

後、スーパーボウルと言えば、その間のコマーシャル。何十億人と見るので、企業も力を入れてます。今年は9700万人が見たらしいですスティーラーズピッツバーグでは視聴率53%、カーディナルスアリゾナのフェニックスでは47%の視聴率。全米では平均で42%だったらしい。紅白どころの騒ぎではありません。コミカルな物が多いのと、夏公開になる超話題作の予告編が初お目見えします。個人的には「G.I. Joe: Rise of Cobra / G.I.ジョー (2009)」が見れたので満足。ここの2月1日のコーナーでスーパーボウル中に流れた映画予告が全部見れます。

でもそのCMを30秒流すのに3ミリオン(300万ドル)。お金ある所にはあるんですよね。お金が無くて試合が出来ないリーグもあれば、リーグ最高峰の試合のCMに300万ドル出す企業もある。今のアメリカ経済は持つ者と持たない者、力を牛耳っている者と使われている者の差がハッキリしてますね。そのハッキリ度が怖いんですけど。最近になって公的資金を注入された金融機関のトップ達が信じられないような額のボーナスを手にして、オバマ大統領が怒ったというニュースがありましたが、怒っただけでなくて制裁して欲しい。彼等の強欲さとワガママのせいで、どんだけの人が職を失った事か... アメリカは成り上がりが多いから、責任能力のない自分さえ良ければいいという首脳が多すぎる。何の為に今まで高い給料貰っていたんだか。私達の怒りは収まりませんよ。キューバ・グッティング・ジュニアのあの映画のように「Show Me the MONEY!!!」と叫びたくなります。