Cast >> Duke Ferguson
Director >> Jon Frankel
Writer >> Jon Frankel, Jon Frankel
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 4
History continues
アメリカでナンバー1と言われるスポーツのアメリカンフットボール。しかしニューヨークのハーレムの高校にはそのフットボールチームが存在しなかった。元NFL選手のデューク・ファーガソンが現れるまでは...
「ハーレム・ファイターズ」と言えば、アメリカ陸軍の第369歩兵連隊である。彼等は厳しい条件の中でヨーロッパに渡り戦った。それと同時にジャズという音楽をヨーロッパに広めた事でも有名だ。その連隊からチーム名は付けられている。
アメリカンフットボールは誰が何といおうとアメリカン(アメリカの物)を名乗っているだけあって、アメリカではナンバー1のスポーツだ。NFLスーパーボウルは一番人気で全米がお祭り騒ぎになる。
NFLには黒人の選手も多い。今まであまり居なかったクォーターバッグでも今や珍しくないし、黒人コーチも沢山居てスーパーボウルを制したコーチも居る。ハーレムは黒人文化の中心と言われていたけれど、その中心となるハーレムにはフットボールチームが無かった。デューク・ファガーソンはNFLの元選手でハーレムに来て、その事実に愕然とした。彼はNFLに居た人脈を利用して、NFLに出資させてハーレムにフットボールを作った。普通は学校毎のチームだが、このチームはハーレム連合隊。しかしファガーソンとボランティアのアシスタントコーチでチームをまとめているので、不手際も多い。でも高校生の男の子達はそれぞれ問題とかを抱えながらも、プロになって成功したいという夢を持って頑張る姿がある。でも現実は厳しい。悪い訳ではないが、特に著しい成績をあげてないのでNFLからの出資を切られたりする。個人レベルでも思ったようなトップクラスの大学にスカウトされて入れる訳ではない。でもそれを目指して頑張る。無の地点から作り上げた彼等のみぞが知る「やれる事の喜び」。
彼等ハーレム・ヘルファイターズは第369歩兵連合の兵士達と同じく、苦境ながらも何かを作り出そうとしている。またフットボールをやる楽しみを後に伝えているようでもある。そしてファガーソンはフットボールの技術だけでなくて、ゼロじゃない可能性を選手達に見せているようだった。
(10/24/08:DVDにて鑑賞)