Cast >> Mack 10 (Mack), Clifton Powell (Fish), Katt Williams, Michael Rappaport, WC(Hawk), CJ Mac (Slim), Glenn Plummer, Tank, Peter Greene ...
Director >> Robert Morris
Writer >> Frent Coleman, Clarence Livingston
Producer >> Chris Mills, Rob Johnson, Carol Dorsey
Genre >> Crime
総合ポイント >> 2.5/5点満点
Contents >> 2 Performance >> 3 Direct >> 2 Music >> 3
It Ain't Easy Being Sleazy to makin' movie
マック(マック10)は父がピンプで母が売春婦という環境に生まれ、小さい頃からその世界を見てきた。まだティーンになったばかりの頃、近所の男にドラッグ運びと売りの仕事をさせられていた。ある日言いつけられた仕事でホテルに向かうと、母がそこに居た。マックは家を飛び出そうとした。その時に父から時計を渡された...
ピンプが題材となった映画は沢山ある。それこそ今回の主役を演じたマック10の芸名が取られたであろう「The Mack」もある。この映画はその中でも生々しい悪党の世界が描かれていると思う。悪の周りには悪しか存在しない...そんな世界だ。この映画では我々のような普通な市民は置いてきぼりにされ、彼等の世界には存在していないのだ。だから私も住んでいるであろうLAの同じ街には、私は存在してなくても、私が見た事もないようなピンプと売春婦とそれに戯れる腐敗した警官だけが存在している不思議な世界。どこへ行っても彼等がむせ返るような人ごみとなっている。カーウォッシュでもバーバーショップでも。でもその状態が「違う世界を見せてもらった」という気分にはならなかった。その世界の描写には何か幼稚じみた物を感じたので、マック10が主役を演じる程の魅力を感じなかった。
世の中には色々な世界がある。その知らない世界を垣間見るのは興味深いのは確かだが、やはり見せる側の力量も問われる。薄っぺらではいけない。映画を作るのは簡単な事じゃないのだ。
(10/08/08:DVDにて鑑賞)