昨日書いた通りにごちゃごちゃと色々あったBETのHip Hop Award。昨夜やっと放送された。
アトランタで行われたので、アトランタ色が強かった。オープニングもアトランタ出身のT.I.とかリュダクリスがメイン。でもそこでリュダと一緒にラキムが出た。相変わらずで物凄く素敵。でも一瞬。もうちょっとラキムが聞きたかった&見たかった。
アトランタ色以上に強かったのが政治色。というか、オバマ一色。アイコンアワードを貰ったラッセル・シモンズもキラキラのオバマTシャツを着ていた。みんなも舞台に上がると「投票しろよ」と呼びかけていた。リル・ウェインは受賞する度に最後に「投票しろよ」と言っていた。というか、MCやDJの君等も投票するの?って逆に聞きたいけど。アイス・キューブが面白かった。ラップやった後に「Vote Black!」と叫んでいた。「黒人に投票しろよ」にも取れるし、もしかしたら「Vote, Black」かもしれない。「投票しろよ、黒人」かもしれない。その辺が面白かったかな?と。
Fabolousがフリースタイルの時に、思いっきりサラ・ペイリン批判をしていた。「The year of failin, they just place with Sarah Pailn(失敗の年にサラ・ペイリンをつかせる)」みたいな事を言ってました。他にもサラ・ペイリン批判が多かったように思います。
後、CM後には慈善活動をしているラッパー達が自分のチャリティについて語っていたのも面白かった。リュダとかT.I.とかリル・ウェインとか。それを受けて、ラッセル・シモンズが自分の受賞スピーチが他のラッパー達にそういう慈善活動とかも受け継いで貰っているのが誇らしいと言っていた。そういうところも今回は政治色が強かったかなーと思った所です。
今回は大掛かりな会場でのパフォーマンスよりも、CM後のフリースタイルが良かったです。新旧&各国が混じって、古いアパートの一室みたいな所でやってました。ソマリアや何と日本からも登場。HIMEという東京からの女性でした。日本語でラップしていたので、下に英語字幕が出てました。別の枠ではQ-TIPとかBig Bunとか出てたんですよ。凄い快挙だと思います。
そういえば、ノートリアスBIGの映画「Notorious / ノトーリアスB.I.G. (2009)」の長い予告編が流れてました。CMでは「Cadillac Records / キャデラック・レコード (2008)」の予告編まで。映像で流れるのは初めてじゃないかな?まだネットでも見てないし。
一番笑ったのがDJ Khaledの受賞の際の興奮度。オスカーを受賞した時のキューバ・グッティング・ジュニアに負けないほどの興奮度。この一瞬こそ「We the Best」(アルバムで何回このフレーズ言ってんの?)でしょ...と思っていたら、中々言わずイラっとした。最後にやっと一回だけ言った。
今回は凄いビックリするようなサプライズも無しでした。ヒップホップ界というかエンタテイメント界のオバマ支援は熱病みたいな感じ。