共和党なのに民主党のバラク・オバマを支持している人が、コリン・パウエルだけではなくなってきた。
元ジョージ・W・ブッシュのスポークスマンで、辞めた後にブッシュ政権を批判する著書を出版したスコット・マクレランもその1人。今週末からCNNで始まるD・L・ヒューグリーの番組の収録で支持表明をしたらしい。
http://latimesblogs.latimes.com/washington/2008/10/mcclellan-obama.html
他にも元マサチューセッツの州知事とか元ミネソタ州知事とか。
http://politicalwire.com/archives/2008/10/24/another_republican_governor_backs_obama.html
大手の新聞社では、この前ワシントン・ポストとLAタイムスがオバマ支援を発表したけれど、今度はNYタイムスもオバマ支持を発表したらしい。
それはそうと、そのメディアをもて遊んだこの話は酷い。かいつまんで話すと、マケインの支援者でマケイン事務所でのボランティア後にATMに寄り、その時に彼女の乗っていた車のマケインのステッカーを見て、6フィート4インチ(約190センチ)の黒人男性に刃物で脅されて殴られ、60ドル(約6千円)盗まれて、頬に「B」の文字を入れられたという(リンク先には写真があるので見てください)。病院での傷等の鑑識を求めた所、彼女はそれを拒否していた。このニュースが駆け巡った時にみんなの脳裏を駆け巡ったのが、タワナ・ブロウリー事件。1987年に黒人のティーン女性タワナ・ブロウリーがアパート下のゴミ箱の中で発見され、彼女の証言によると私服だった警官を含めた男性達にレイプされ捨てられた。病院の鑑識では、レイプされた後は見つからなかったが、体には黒人差別の言葉が残されていた。という事件。この事件は後に恋人と外泊した事を父に言うのを恐れたタワナの虚偽の発言と行動だった。またボストンで同じ80年代後半に起きたチャールズ・スチュアートの話もある。彼は保険金狙いで妊娠中の妻を殺害。しかし自分にもわざと銃を撃ち襲われたように見せかけ、黒人男性に襲われたと虚偽の発言をして、実際に無実の黒人男性が逮捕されている。その後に犯人の弟が殺害の手助けをした事を告白して、スチュアートは自殺している。
そして、今回のこのマケイン支持者の発言も虚偽だった事が今朝分かった。警察側は嘘発見器にかけた後に真実を話した。