シドニー・ポワチエ VS ポール・ウィンフィールド♪
物凄いヘビー級な戦いです。
ポワチエがタイトルの主役で、ウィンフィールドは女好きの町のうだつの上がらない悪党でしたので、ウィンフィールドが完全に分が悪いですけどね。
感想書く時に自分の書いたトリビアを読んで、シャンプーハットのテツジのように「へー、そうなんだ!」とテンション高い笑いを浮かべながら驚いてしまいました。妙につくりがSFチックだなーって思っていたら、監督はスター・トレックの監督だった。なるほどでした。自分が書いたのに忘れてるなんて。
これがデスね、シドニー・ポワチエの数々の名作の中に残念ながら埋もれてしまった感じのある名作です。彼があんなに名作揃いの作品に出ていなかったら、埋もれる事なかっただろうに...
舞台が製作当時の70年代初期の南部のアラバマ。と言えば、公民権運動とか差別に関する事も当然ながら映画では描かれているし、差別する人とかも出てくるんだけど、主役のポワチエと町医者の白人の老人は飽くまでも同等の位置で描かれている。町医者は差別語を発する事もないし、ポワチエもわざと丁寧な言葉で返す訳でない。かと言って、町医者が黒人に同情している様子とかも特別ある訳でなく、ただ単にポワチエ演じたジョンのミステリアスな部分に魅かれている。しかも、そのポワチエ演じたジョンというキャラクターが面白いんです。興味深いんです。
音楽もクインシー・ジョーンズが担当してます。オープニングの曲は、サイモン&ガーファンクル調でしたけどね。彼等の曲もですが、何か「風」を感じる素敵な曲です。その「風」が映画でも重要なキーワードになる訳です。
感想は、こちら。
(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)