Comedy History Month
ブラックヒストリー月間に、ヒスパニックヘリテージ、アジアンヘリテージ... ブラックヒストリー月間程には知られてませんが、いろいろあるんですよね。その中にComedy History Monthがあったら嬉しいのにな...と思う今日この頃。
丁度、実家から送られてきた去年の暮れの「M1グランプリ」とか「人志松本のすべらない話」を見たんですよね。日本も、色んなジャンルのコメディがあって面白い。若手が潤ってるから凄く面白い。みんな上手くて面白い。あ、でも一組だけネタで「お前死ね!」って言ってのはどうかと思いましたが... M1で優勝したチュートリアルも独特の世界があって、その世界にハマりますね。ツッコミの相方も最初は冷たいんだけど、どんどんボケの人の世界にハマっていってるのが面白かった。冷蔵庫はマジ面白かった。
いやー、アメリカも同じです。若手が集まる「Def Comedy Jam」とか見ていても、色んなジャンルがあって面白い。主流のオーソドックスなコメディから、Low Keyで独特の世界のある人まで色々。ディオン・コールという人は、「すべらない話」の宮川大輔と同じで、ノートを小道具にネタするんですよ。見た目はかなり豪快なコメディしそうなんですけどね。
黒人コメディに限って言えば、リチャード・プライヤーが歴史を作り上げてから、日本と同じように第1世代、第2世代...と世代の波がありますよね。最近だけで言えば、80年代のエディ・マーフィやアーセニオ・ホール、キーネン・アイボリー・ウェイアンズ、ロバート・タウンゼントの世代、クリス・ロック&クリス・タッカー&マーティン・ローレンスの元祖デフ・ジャム世代、そして少し前はデイブ・シャペルの世代、今はキャット・ウィリアムスに時代が移りつつある気がする。そんな中、私が次世代のコメディアンとして期待してるのが、お正月にも書いた通りジャスパー・レッドです。元祖デフ・ジャム世代の賑やかさや派手さはありませんが、ネタがとっても洗練されている。Nワードに関する私の見解をいい意味で見事に崩してくれました。笑いにNワードは必要なし。もちろん、クリス・ロックの「I hate N...」には必要ですけどね。最近のコメディって、無駄なNワードが多いでしょう?それはやっぱり必要ないんだなーって思わせてくれました。クリーンだけど、どのコメディアンのネタよりも、鋭い所をついてくる。それで居て世界が広くて視野の広いネタで笑わせてくれる。見た目からは想像出来ない位男らしくて器が広くて寛大な性格。黒人コメディ界に久々に良い世代がやってくるなーと感じる。と、ここまでコメディの歴史を引き出してまでも褒めまくるのには理由があるんですよね...
実は彼にCDを送って貰いまして... 聞いてたら益々ハマってしまったんですね。聞きやすくて最高に面白いです。そのアルバムは「The Wheat Album」というアルバムで、もちろんJay-Zの「The Black Album」を文字ってる訳ですが、なぜWheatなのかはこのアルバムを聞けば十分にわかります。
で.... ハマリすぎてしまって、調子にのって彼のファンサイトを作ってしまいました。そこで「The Wheat Album」を聞けるように本人がしてくれたので、日本からもガンガンにダウンロードしてください。聞いたらForumにコメント残して頂けると有り難いです。まだ英語のページだけなのが申し訳ないんですけど...
Jasper Redd
ボン・ジョヴィみたいに、日本から流行らしたいですね。って無理か(笑)それは無理でも、必ず世代の波に乗って人気になる筈です。