The Curse of Bridge Hollow / ハロウィンの呪文 ~ブリッジホローは大騒ぎ!?~ (2022) 1834本目
『Scary Movie / 最終絶叫計画 (2000)』などを生んだウェイアンズ兄弟(家族)の末っ子マーロン・ウェイアンズのNetflix産ハロウィン映画。そしてビヨンセを生んだデスチャことデスティニーズ・チャイルドのメンバーであるケリー・ローランドが共演。と、この位しか説明文がないのです...
ニューヨークのブルックリンから郊外のブリッジホローに引っ越してきたゴードン家。町は小規模ながらも、ハロウィンの飾りつけがどこも豪華で盛り上がっていた。夫で父のハワード(マーロン・ウェイアンズ)は化学の先生で妻で母エミリー(ケリー・ローランド)は超創作お菓子を作っていた。娘シドニーは、新しい学校で友人を作り、夜にウィジャをやるが、ハロウィンのジャック・オー・ランタンをよみがえらせてしまい、ハロウィンの町が大騒ぎとなる...
思った通りの作品だった。唯一書くことがあるとすれば、クラウンが出て来たときに「Homey don't play that!」とマーロンが言ったことくらい。これは、確実に日本語訳だと意味が分からないと思う。マーロンの兄デイモン・ウェイアンズがTV番組『In Living Color / 日本未放送 (1990-1994)』での有名クラウン・キャラクターの十八番言葉。あと、ケリー・ローランドの役は、ウォールマートでパイなどのスイーツを展開中のパティ・ラベルのオマージュなんでしょう。と、馴染みのない人には全く伝わらないネタがあるので、人気にはなりにくいかなーと。日本では特に。『最終絶叫計画』みたいに誰もが分かるネタを多数入れた中でマニアックなネタとか、逆に『In Living Color』みたいにマニア狙いのマニアックなネタを多数なら良かったかもしれない。思わず書きたくなるようなネタは少ない。
ハロウィンのデコレーションが暴れるという話なので、それ自体が安価な粗末なのは当たり前のことなので、そこにあまりお金を使わずに製作できたというのが、省エネのNetflixらしい作品ではある。
(3点/5点満点)
blackmovie-jp.com