Breaking In / 日本未公開 (2018) 1644本目
ガッツでタフで敵にはしたくない『Breaking In』
はい、お約束通り、黒人女優が主役のサスペンス映画第3弾。最終回です。今回の主役はガブリエル・ユニオン。映画ファンには『Bad Boys 2 / バッド・ボーイズ2バッド (2003)』や『チアーズ!』などでお馴染みですね。NBAファン的には、ドウェイン・ウエイドの嫁。NFLファン的にはクリス・ハワードの元嫁。最近、自伝で高校時代にジェイソン・キッドとも付き合っていたと知り、びっくりした。しかもジェイソン・キッドの奪い方が結構エグイ。そこまでガッついてないと、ハリウッドでは埋もれてしまうんだろうなーとは思いました。何ていうか、ガッツがあるというか、タフというか、敵にはしたくないタイプ。友達になるのも怖いタイプ。そんなガブリエル・ユニオンが、2人の子供たちを守るべくガッツがあってタフで敵にはしたくない母親を演じたサスペンス映画。
父が亡くなったショーン(ガブリエル・ユニオン)。遺品や家を整理するために、父の家に2人の子供と向かった。夫は仕事の関係で後から合流する予定。家に着くなり、アラームが鳴っていたが、誰も居ないようだった。夫にも無事に到着した事を伝えると、息子がドローンで遊び始めた。しかし、息子がその時に何者かに捕まった。そして娘も捕まり、ショーンは何とか逃げ切るが、子供2人が捕まり、ショーンは犯人たちに一人で立ち向かっていく...
こちらもハリ・ベリーちゃんの『Kings / マイ・サンシャイン (2018)』同様、母ちゃんは強し!のパターンです。まあ実際に、ガブリエル・ユニオンは上で書いたイメージでガッツがありそうで、実際に腕っぷしも強いんじゃないかと思ってしまっている。なので肝っ玉母ちゃんはピッタリ。この母ちゃんに任せておけば大丈夫だとは思った。
でもストーリー的にはありきたりかと。お約束が多い。最後に「遅い!」みたいな。まあ大体が予定調和。驚きとかはない。
で、黒人女優が主役のサスペンス映画第1弾の時にも書きましたが、なぜこのような映画が増えているのか?ですよね。この映画のプロデューサーの1人がウィル・パッカー。ケヴィン・ハートとの映画でもお馴染みだけど、この人はサスペンス映画が得意で、最初の作品もサスペンス映画。そんなウィル・パッカーの映画が増えているのと、そして黒人女性=強いみたいなイメージがそうさせているんだと思う。彼女たちが主役を演じるならば、そういう役だ!みたいのもあるんだろうと思う。それプラス、サスペンスってドキドキハラハラ、たまにエロみたいなシーンもあったりと娯楽要素も高い。なので、余計に女性が主役のサスペンス映画に需要があるんじゃないかな。(あくまで)イメージとジャンルがピッタリ合ってしまったのです。
Breaking In / 日本未公開 (2018)(3点:1644本目)