いやー、ケンドリック・ラマーの新譜が話題です。さ、またグラミーさんは彼を無視するのかしら?そんな事出来るのかしら?っていうのが、カッコいいよね。そんなケンドリック・ラマーと共に西海岸のロサンジェルスはコンプトンを背負うのが今回の主役であるYG。やっとデビューした「My Krazy Life」は、ストレート・ギャングスタ!という感じバリバリの詩が素晴らしかったですね。とはいえ、私は、YGに対しては俳優としても期待しておりますのよ。って、今になって言い出した事じゃないからね。ここ見てよ!私の先見の明、凄くない?(またどうせ誰も褒めてくれないと思いますので、自分で褒めておきます)しかも2年半前だよ?凄くない?という事でYG君です。
ママがなにやら小言を言っているが無視。男2人が酒屋で40(安っいモルトビール)をゲット。酒屋の前で別の男ブレイズ(リック・ゴンザレス)が乗る車と合流。別の男たちが女をナンパ。しかし女には「あんたたちYGみたいに稼いでるわけじゃないんだから、私たちに話しかけないでくれる?ウザいんですけど?」と一蹴され、女の足元にビール瓶を投げつける。車に乗った先の3人組は女とヤッテいるYG(YG)に電話を掛ける。敵対している奴等がうろちょろしていると。そしてしばらくするとその敵対している奴等が戻ってきて、ドライブ・バイ・シュートしていきやがった。ブレイズ等はYGと合流。彼らは簡単に仇を取った。YGは朝、別の男にまた電話で起こされた。強盗にあった男はお金がないと。YGたちはちょうど中国人コミュニティに居た。彼らは強盗を働くのだったが...
と、90年代そのまま。『Menace II Society / メナース II ソサエティー/ポケットいっぱいの涙 (1993)』より悪い。もうね、ラストとか口あんぐり。えぇええ!ですよ。悪いまんま!超酷い!私でも引くわ!YGはスヌープ・ドッグの弟分的に書かれていたり、扱われたりしておりますが、スヌープよりも全然悪いしーって感じです。どっちかというと、同じギャングに所属しているDJ Quik系っすよね。YGはブラッズ系のパイルー系だよね。
YGはモノホンだからこそ、ここまで悪い役じゃなくて、やっぱり『We The Party / 日本未公開 (2012)』みたいな、悪いんだけど本当はいい奴系の方がハマると思うんだよね。あんまり悪すぎると救いようが無さ過ぎてしまう。リック・ゴンザレスも名脇役。ヒスパニック系の俳優で『Coach Carter / コーチ・カーター (2005)』にも出ていたので、どこかで見たことある俳優さんだと思う。それこそDJ Quikなみに髪の毛を遊ばせていて面白かった。
って大事な説明が最後になってしまいましたが、YGの同タイトルのアルバムに付属でついているショート映画。いや、CDはこの映画のサウンドトラックって事なんだけど、実際にはそのCDの方がメインでこっちはおまけ的な要素が強いかな?最初に書いたようにYGのストレート・ギャングスタなライムをそのまま映画にした作品。最初のママの小言も同タイトルのシングルにきいている。まあスヌープドックの『Murder Was the Case』的映画ですな。って、スヌープの方書いてないし、ホームページに追加もしてなかったー\(^O^)/
(3.75点/5点満点中:3/14/15:ストリーミングにて鑑賞)