観てきたよー。夏の大作の一つなのに、90分ちょいって嬉しいよねー。どんなに椅子が向上してフカフカしてようが、2時間45分とか劇場で無理だもん。年老いたお尻と膀胱にも優しい映画でした!このくらいがちょうど良い!!
という訳で、こういう映画は最近「サンダル映画」とも言われている。大昔の物語系ね。ギリシャ神話の漢ヘラクレス!ウィキではへーラクレースになっているね。英語発音ではHer-culesで、ハーキュリーズ。なので頭でごっちゃになるね。しかもさー、ギリシャ神話で伝えられているヘラクレス伝説を元にはしているんだけど、かなり手を加えているので、まとめるのしんどかったー!しかも登場人物の名前を微妙に変えたり、そのままだったり、全然違う奴出てきたり、日本語にするとなんて名前?っていうのもあって、ギリシャ神話を読まずに大人になったので、かなりしんどかった。まあ夫に言われたよね。「俺の映画なのに!ロックが出てるってだけで観るって!」って。ホント、大好きなザ・ロック様が出ているからってだけで見たけど、感想書く時メンドクさ!ってなったよ。という事で、こういうのが大好きな夫からギリシャ神話のまとめを聞いて勉強しました!
ヘラクレスは半神だった。父は全能の神ゼウス、母は人間のアクルメーネー。生まれた時からヘラクレスは、ゼウスの妻に恨まれていた(なぜからアクルメーネーとゼウスは分かりやすく書くと不倫だったから)。そんなゼウスの妻は、まだ赤ちゃんのヘラクレスのベッドに毒蛇を送り込むが、それを生け捕るヘラクレス。ヘラクレス(ザ・ロック)は成人し、様々な困難に立ち向かい、獅子と戦う事もあった。そんなヘラクレスは、戦車使いのアムピトリアス(イアン・マクシェーン)、戦いに長けたアウトリュコス(ルーファス・シーウェル)、弓のアタランタ(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)、特攻隊長で言葉を失ったタイダス(アクセル・へニー)、そして彼等が戦ってきた事を記憶し話すヘラクレスの従兄弟でもあるイオラオス(リース・リッチー)という5人を従えていた。トラキアの王(ジョン・ハート)の娘(レベッカ・ファーガソン)がやってきて、トラキアを助けて欲しいと頼む。しぶしぶ承諾し、ヘラクレスと5人はトラキア軍を指導するが...
と、帰ってきてから即効で色々とヘラクレスについて調べたけど、王道のヘラクレス物語をなぞっているようで、そんなになぞってないんだよね。会話でチラっと出てきたりはしていた。肝心なネタバレになるので詳しくは書かないけれど、ヘラクレスの悲劇はかなり改変されているよー。まあでもそれによってヘラクレスを完全な英雄に仕立てた訳ですね。って、分かっちゃうかな?ギリシャ神話ファンには分かっちゃうかなー??という事で、色変えて伏字にしておいた。まあでもその変更のお陰で、ギリシャ神話を知らない私でも楽しめるような分かりやすい映画なのは間違いない。でもブレット・ラトナーらしくはないね。ロック様のコミカルな部分ももっともっと生かして欲しかったというのは思った。面白いところもあるけど、少ないよ。
なんていうか、ヘラクレスの12の難業?功業?試練?に負けない位?、ヘラクレスになる為に卵の白身を食べ続けたりしたザ・ロック様はとてもとてもヘラクレスそのもの。きっと現代で一番ヘラクレスの漢に近い男がザ・ロック様である。でもそんな男を演じてしまうと、その印象ばかりが強くなってしまうけど、それにも負けないのがザ・ロック様なのね。マンガちっくな映画だったけど、ロックの個性がそれに負けてない。逆に物語がロックの個性に寄せてきている感じ。トラキアの民たちが「ヘラクレス!ヘラクレス!」って言うシーンは、当時WWFだった頃、王者となった時に観客が「ロッキー!ロッキー!」って連呼していたのを思い出して、涙出てきた!やっぱりピープルズ・チャンプ!
それにしてもあの獅子の被り物欲しい!この冬のトレンドになりそうな...訳ないか。でも絶対にみんなも欲しくなるよ!!ロン毛意外と似合ってるしー!!
(4.25点/5点満点中:7/25/14:劇場にて鑑賞)