Cast >> Dwayne Johnson (Hercules), Ian McShane (Amphiaraus), John Hurt (Cotys) ...
Director >> Brett Ratner
Writer >> Ryan Condal (screenplay), Steve Moore (comic book), Evan Spiliotopoulos (screenplay), Admira Wijaya (comic book)
Producer >> Peter Berg, Brett Ratner, Sarah Aubrey, Barry Levine, Beau Flynn
Genre >> Action
Country >> USA
総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 4
"I am Hercules!"
全能な神であるゼウスと人間界アクルメーネーの間に生まれたヘラクレス。半分神の存在であった。小さい頃には殺す為に送り込まれた蛇をやっつけるという伝説を持ち、そして成人してからも獅子を殺したりと様々な伝説を持っていた。そして今は他の5人...戦車使いのアムピトリアス(イアン・マクシェーン)、戦いに長けたアウトリュコス(ルーファス・シーウェル)、弓のアタランタ(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)、特攻隊長で言葉を失ったタイダス(アクセル・へニー)、そして彼等が戦ってきた事を記憶し話すヘラクレスの従兄弟でもあるイオラオス(リース・リッチー)を率いていた。トラキアの王(ジョン・ハート)に頼まれ、その娘(レベッカ・ファーガソン)がやってきて、トラキアを助けて欲しいと頼まれた。ヘラクレス等はトラキアの軍を訓練していくが、ヘラクレスには消せない過去があったのだった...
ザ・ロック様のサンダル映画。ロック様のサンダル映画は映画デビュー作の『スコーピオン・キング (2002)』に続いて2作目となるが、12年後のこのヘラクレスは、俳優ドゥエイン・ジョンソンの魅力を更に増した作品となった。ギリシャ神話の伝説的な男を演じても尚、ジョンソンの良い「らしさ」を失っていない。いやそれが逆にこの映画の魅力を増しているのだ。ドゥエイン・ジョンソンはヘラクレスであり、ヘラクレスはドゥエイン・ジョンソンなのだ。かつて映画ではアーノルド・シュワルツェネッガーという男が見事にコナン・ザ・グレートになり伝説になったように、ドゥエイン・ジョンソンはヘラクレスとなり伝説となるであろう。
しかし物語はギリシャ神話を25%ほどしかカバーしていないので、ギリシャ神話ファンにはがっかりな物語かもしれない。
トラキアの軍人や民が「ヘラクレス!ヘラクレス!」とヘラクレスを称える壮大な映像を見たとき、かつてWWFだった頃にロック様がファンの声援「ロッキー!ロッキー!」にこたえるようにリング上で拳を突き上げる「みんなのチャンプ」ロック様を思い出した。この映画もロック様の「12の功業」の一つになるであろう。
(7/25/14:劇場にて鑑賞)