Cast >> Cicely Tyson (Mrs. Watts), Vanessa Williams (Jessie Mae Watts), Blair Underwood (Ludie Watts), Clancy Brown (Sheriff), Keke Palmer (Thelma), Arthur French (Roy) ...
Director >> Michael Wilson
Writer >> Horton Foote (play)
Producer >> Hallie Foote, Jeffrey M. Hayes
Genre >> Drama
総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 4
"This is my story, and this is my song"
1940年代アメリカのテキサス州ヒューストン。ミセス・ワッツ(シシリー・タイソン)は、アパートで息子夫婦の為に朝ごはんの支度をしていた。ミセス・ワッツは、息子の嫁ジェシー・メイ(ヴァネッサ・L・ウィリアムス)と顔を合わせれば喧嘩をしていた。ジェシー・メイはミセス・ワッツの一挙一動にイライラしていた。しかもジェシー・メイは声を荒げるので夫で息子のルーディ(ブレア・アンダーウッド)も何も出来ずに居た。そんな状況に一杯一杯になったミセス・ワッツは心臓が弱まっているのにも関わらず、家出して、故郷のバウンティフルへと旅立ってしまう。バス停で出会った若い女性テルマ(キキ・パーマー)は、そんなミセス・ワッツの会話に耳を傾けるのだった...
名女優シシリー・タイソンが30年ぶりにブロードウェイに戻った...というか、彼女を戻させた舞台の映画化。タイソンはこの舞台のこの役を演じるのが長年の夢だった。79歳にして堂々と舞台に立った。そんな彼女の舞台が観れないなんて残念と思っていたが、ライフタイムがちゃんとTV映画化。それだけで素晴らしい。この役はもう1人の名女優リリアン・ギッシュもブロードウェイで演じている。近すぎてぶつかりあう姑と嫁。他人であるテルマと出会い、少し変わりつつあるミセス・ワッツ。ジェシー・メイだって、他人だったらテルマのような思いやりのある女性だったかもしれないのだ。可愛い子には旅をさせろというが、79歳のお婆さんだって旅をする事で今まで見えなかった事が見えてくるのだ。そんなミセス・ワッツをタイソンは魅力的に演じている。そしてそんなジェシー・メイをヴァネッサ・L・ウィリアムスは最高に悪く演じている。
シシリー・タイソン、ヴァネッサ・L・ウィリアムス、キキ・パーマーという3世代の可愛い子供たちの旅。美しく力強い。
(5/9/14:TV録画にて鑑賞)