Cast >> Merry Clayton, Darlene Love, Lisa Fischer, Judith Hill, Tata Vega, Claudia Lennear ...
Director >> Morgan Neville
Writer >>
Producer >> Gil Friesen, Caitrin Rogers
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント 4.75点/5点満点中
内容 >> 5 演技 >> N/A 演出 >> 4 音楽 >> 5
"There's nothing between your soul and your ability and your body and them"
世界的大スター達の斜め後ろでずっと歌い続けてきたバック・シンガー達にスポットライトを当てたドキュメンタリー映画。
名曲にフックは欠かせない。そのフックを歌うのは、大抵レコードジャケットに名前が載っているスターじゃなくて、ジャケットの後ろの方で小さな文字で確認しなければならないバックボーカリストが歌っている。彼女・彼等は、時にはスター以上に実力がありながら、ソロシンガーとして活躍出来た者はほんの一握りだ。その中から大スターとなったルーサー・ヴァンドロスみたいな人もいるが、大抵のバックボーカリストにとって、それは現実的ではなかった。リサ・フィッシャーのように、ソロになってグラミーを取りながらも、バックボーカリストとして戻ってくる人も居る。そしてダーレン・ラブのように途中で掃除の仕事をしながら、その後に見事に復活した者もいる。クラウディア・リニアのように、時の人になりながらも、今は学校の先生をしている人も居る。彼女達はスターになる条件が足りなかったのだろうか?自問自答していきながら、バックボーカルという職業を考えていく。
名曲の忘れがたき影の声。その声たちは、間近でその名曲の完成を見届けながら、自らは名曲を作る事が出来なかった。自分の夢に向かっていく上で、背中を押されたような瞬間もあるが、多くは厳しい現実を叩きつけられる。とても深いメッセージがこめられた重い歌声である。
(1/15/14:DVDにて鑑賞)