あのウィル・スミスが興行成績でまさかの大コケ。意地悪な人は、ウィル・スミスはオワッターとか書いている。まあ確かに監督がM・ナイト・シャマランと聞いた時から、嫌ーーーな予感はした。でもウィル・スミスだしーと安心していた部分もある。しかもウィル・スミスがストーリー書いたらしいし、共演者に信頼出来るソフィー・オコネドーも居るし、まあ大丈夫でしょう!とキタイしていたよ。しかし...
冒頭が変わっている。隣で見ていた夫が「なんだよ、この始まりかたー!」とうるさかった。まあ落ち着け、夫よ、映画なんだから、ちゃんと後から説明してくれるさ...と私は思っていたけど、面倒なので無視w。案の定、その通りになった。地球は終わっていた。もう1000年も前に終わっていた。人類は別の惑星に渡り生活し、優秀な人物を集めて「レンジャー」と形成していた。その中でも伝説的な優秀さをみせていたのが、司令官でもあるサイファ(ウィル・スミス)だった。サイファの息子キタイ(ジェイデン・スミス)は父の影を追いながら、レンジャーの候補生として日夜訓練に励んでいた。しかし父の帰省の日に候補生から抜け出して喜ばせようと思っていたが、残念ながらそれは出来なかった。父は最初は突っ撥ねたが、母のアドバイスもあり、次のミッションに特別にキタイを連れて行く。しかし、そのミッションで宇宙船が地球に不時着。他のレンジャー達は死んでしまい、残されたのは足を負傷したサイファとキタイだけだった...
えぇーーー、地球終わってる?あっさり??今まであんなにウィル・スミスが必死で守ってきた地球が??もうそれだけで、私はしょぼーーーん (´・ω・`)。もう地球に飽きたのですか... (´・ω・`)。というか、映画で演じる事に飽きたのかもしれない (´・ω・`)と思った。長いこと休んでいたのもあって、やっぱり隠居したいんだと思う (´・ω・`)。完全に主役の座を息子のジェイデンに受け渡したい感じをひしひしと感じる (´・ω・`)。でもさ、これは一緒に行った夫にも私は熱弁したんだけど、私はウィル・スミスが動く所が見たいんじゃ!ウィル・スミスは動くと美しいのです。「Enemy of the State / エネミー・オブ・アメリカ (1998)」や「Bad Boys / バッド・ボーイズ (1995)」等での追いかけ追いかけられで懸命に走る姿は、「炎のランナー」並、いやあのヴァンゲリスの曲をバックに流したら、それ以上に美しい。長身でハンサムで手足も長くて、カリスマ性と信頼度が絶対的であって、それでいて面白い。この映画でもね、冒頭にちょこっとアクション見せてるのよ。それが、絶対に勝新の真似なの。しかもそれが滅茶苦茶カッコ良かった。まだまだ出来る証拠なの。だから余計に見たかったの!!息子のジェイデンにやらせたかったのは分かるけれど、ジェイデンはまだ小さい。せめて16歳か18歳になってからだったら、この映画ももっと説得力があったかなー。というのは、夫と意見が一緒だった。ジェイデンじゃなくて、もう一人の息子トレイ君の方がこの映画には合っていたかも。背も高いし手足も長いし、スポーツマン。ジェイデンは前作の2本のキャラクターはぴったりだったけどね。今回は絶対に違う!
でもお姉さん役のゾーイ・クラビッツは滅茶苦茶可愛かった。益々可愛くなった感じ。2世俳優の中でも、もっとも「キタイ」出来る子。でも役名が「センシ」なのが面白い。戦死?戦士?どっちにも取れるね。さすがに戦死は無いか??
ちなみにこの映画の内容が、サイエントロジーの教本と似ているらしい。元サイエントロジー信者が検証している。ちょっとコジつけ的かな?とも思うけど。無きにしも非ず。
ちなみにうちの夫は私ほど否定していない。ジェイデンじゃなかったら、もっと面白かった筈と言っていた。そして夫の兄は大絶賛らしい。という事で、黒人観客から2票獲得。黒人受けは良いのかも?「Independence Day / インデペンデンス・デイ (1996)」で共演したヴィヴィカ・A・フォックスもこの映画を絶賛しているらしい。ので、黒人観客から3票獲得。
でも今回見て強く思ったのが、私、ウィル・スミスが大好きだ!って事。じゃなかったら、熱弁しませんから。だからお願い、動いて!そして地球を救ってー!!!
(3点/5点満点中:6/2/13:劇場にて鑑賞)