いやー、キビシイ!何がって、キャスティングですよ。前作は失敗作とレッテルを貼られていて、そのせいでマーロン・ウェイアンズが最初から出ない事は知っていたけれど、チャニング・テイタムは堂々主役で残ると思ってましたよー。いやー、キビシイ!今回の主役は完全にザ・ロック様でしたね。あんな風になるとは思わなかったー。ザ・ロック様は、今じゃ「続編成功請負人」みたいに言われている。ちょっと下降気味だった「Fast Five / ワイルド・スピード MEGA MAX (2011)」をヒットさせ成功させたからね。なのでこの映画も請け負ったんだと思う。確かにザ・ロック様が加わった事で、前回全くなかったアクションの基本でもあるマッチョイズムが増えたのは確か!迫力あるアクションがザ・ロック様のお陰で倍増していた。というか、ザ・ロック様のルックスが理想的な特殊部隊の軍人。あんな人が居たら、確実にアメリカ軍は安泰だと思われ、国民も安心する。ビンラディンだろうが、北朝鮮の2ブロックの若造(ってか、あいつまさかのEmoなの?)だろうが、Just Bring it!!ジャブローニである。
まあ今回の見所は、スネークアイズ役レイ・パークの崖でのロープのアクションシーン。あれは圧巻ですわ。ハラハラドキドキ感とか高揚感とか最高。もうスネークアイズ5割、ザ・ロック様のジャブローニアクション5割でいいんじゃね?と思ったんだけど、さすがにそうはいかないらしい。新しいキャラクターのジェーンの女スパイ作戦みたいなのもあったり、後はなぜか前作から引き続き出ているイ・ビョンホンの上半身見せたがりアクションとかもある。忍者のくせに、正体ばらすのが好きらしい。絶対に外さないマスクマンのスネークアイズとは大違い。いちよう白いマスクみたいのを被るシーンがあるんだけど、すぐ外しちゃうからね。そしてフリント役の人も印象薄い!女性には奥手キャラとか意味不明で面白くない!ジェーンは綺麗だったけど、おでこのぷっちを押したくなる。
まー、笑ったのがRZAね。完全に「The Man with the Iron Fist / アイアン・フィスト (2012)」モードのまま!「シャペル・ショー」で、アジア人にトレードされたウータン・クランだけど、完全にトレードされたまま!今回の役は日本人でしょ!笑った。でもRZAの役は割りとこの映画のプロットに絡んできますわよ。出番はあんまり無いのが残念ですけど!!
とはいえ、あの「続編成功請負人」のザ・ロック様でも、この作品までは救えなかったかなー。いやでもアクションシーンとかは前回と比べて良い。それなりに楽しめる映画ではある。でもまたお金払って見るか?と聞かれたら、答えは...Shut your mouth!!はい、もう完全に「レッスルマニア29」モードです!!あーでもPPVかぁーーー!!この日だけは、某所に戻りたい!!2ブロックに狙われている某所は、WWEの好意で特別に無料なのよ。WWEはアメリカ軍にフレンドリーなのよ。
(3点/5点満点中:3/29/13:劇場にて鑑賞)