私、今でも忘れられない映画があるのですが、そのタイトルが分からず、ずっと探しているのですが、未だに分からないんです。で、多分この映画じゃないだろうか?と思ったのが、エリア・カザンのこの映画なんです。でも違ったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!20年近く、この映画だろうと信じてきたのに... 物凄く脱落。もっと早くに観ればよかったんだけど、中々メディアで見つける事が出来ずに、今。そして大きな落胆... でもこの映画はこの映画で、さすがに面白かった。
トルコに住むギリシャ人一家のお話。この一家はあまり裕福ではない。一家の長男スタブロスは、アルメニア系の友人とつるんでいたけど、両親から「アルメニア人とはつるむな!」と激怒される。でもその友人からアメリカという国がいかに素晴らしいか聞いていて、いずれスタブロスもアメリカに行く事を夢見る。両親はスタブロスが都市コンスタンチノーブルで成功してくれるだろうと、全財産を託す。しかし途中で追剥に騙されて全財産取られてしまう。なんとかコンスタンチノーブルに着き、いとこをあてにするが冷たく扱われ、日雇いの肉体労働で頑張るも、9か月分の給料を娼婦に取られ、また無一文。苦い経験から、革命に参加するも失敗。裕福な一家の娘に気に入られて、結婚...と思いきや、結婚したらアメリカ行けない!と、素敵な奥さんから離れてしまう。
と、中々アメリカに行くというだけでも苦労するんですね。今みたいに、ちょっとお金貯めれば行ける世の中じゃなかった。スタブロスがアメリカ人と結婚した女性から、アメリカの雑誌とか新聞を夢中になって読むシーンがあるんだけど、私も小さい頃からアメリカ好きだったから、分かるわー!と共感できた。っていうか、私もスタブロスと同じく移民だしね。
監督エリア・カザンのおじから聞いた話を元に書いた小説を映画化した作品。アメリカで暮らし、移民として生活するっていう事はこういう事よねーと、改めて思わされました。さ、明日からまたがんばろ。
ってその前にー!私が探している作品、ご存知の方いらっしゃいませんか?私が映画という物で一番最初に泣いた作品なんです!私が小さい頃なんで、確実に1970年前の作品で、白黒だったと思うんだけど、なにせ小さい頃からの記憶なので曖昧。もしかしたらカラーだったかも?と最近は思ってます。確実なのは、日本でTV放送されたという事。このように船(またはボート)でアメリカ(だったと思う)に向かい、その船では食べる物も飲む物もなくて、みんなグッタリしていて、もうだめーーー!限界ーーー!って時に、恵みの雨が降ってきて、人々の表情が和らぐというシーンがあるんです。そこで号泣したんです、私。ヒッチコックの「救命艇」かな?とも思ったんですが、そんな感動シーンありますかね?「二十七人の漂流者」かな?とも思ったんですが、なんかちょっと違う気がしないでもない。知っている方&この映画そうかも?って方、本当に何でもいいから教えてー!こちらかこちらまで。お願いします!
(5点満点:2/22/13:DVDにて鑑賞)