Cast >> Jeffrey Wright (Narrator), Thurgood Marshall Jr., Julian Bond, Mekhi Phifer, Larenz Tate, Alicia Keys ...
Director >> Peter Gilbert
Writer >> Nathan Antila
Producer >> Peter Gilbert, Nancy LeBrun, Tommy Walker
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 4
Back here again
1954年のブラウン対教育委員会裁判は公民権運動で大きな役割を果たすことになったが、その前の1952年、サウスカロライナの小さな町で、裁判が行われた。ブリッグス対エリオットだ。そして同じく1952年にヴァージニア州でもデイビス対プリンスエドワード郡学校委員会の裁判が行われた。彼らの勇気がアメリカを大きく変えていくことになる。そして今現在…
この裁判で名前が使われているハリー・ブリッグス・シニアは、最初にサインをした人物だった。そのお陰で彼は仕事を首になり、その後には家も2度も放火され、結局はこのサウスカロライナを出て、別の州で働くことになった。この地区で分離された黒人の学校に通うのに、毎日14日も歩かなければならない生徒も居た。分離された白人の学校にはバスが用意されていたが、黒人の学校には「税金をまともに納めていない」と言われ、バスは支給されていなかったのだ。学校も、白人の学校と比べたら、粗末な校舎だった。そこで牧師ジョセフ・ディレインが立ち上がる。
ヴァージニアでは、生徒が立ち上がる。若干16歳のバーバラ・ジョンズ。彼女を中心に高校生達はストライクを行う。その勇気にようやくNAACPは支援の手を差し伸べる。彼女達の苦労や努力が、リユニオンで集まった生徒達の口から明らかになっていく。
しかしドキュメンタリーは今も「資金格差」という形で、黒人が多く住む地区の学校と、白人が多く住む学校の差別化が明らかになっていく。今の見えざる差別が恐ろしいくらいに見えてくる。
(8/2/12:DVDにて鑑賞)