アメリカの子供向け番組「セサミストリート」といえば、日本人だってキャラクターの名前を言える位に有名。その中でもビッグバードやエルモは人気を二分するキャラクター。セサミストリートを放送している国営チャンネルPBSの支援を打ち切る発言をしたロムニーも「私はビッグバードが好きだけど…」と発言して話題になった。エルモは子供向けのおもちゃが数年前に爆発的に売れた事もあった。そのエルモの声を担当しているのが、ケビン・クラッシュ。彼の事はドキュメンタリー映画「Being Elmo: A Puppeteer's Journey / 日本未公開 (2011)」となり、各方面で高評価を受けていた。そのケビン・クラッシュが、今セックススキャンダルの渦中にいる。
現在23歳の青年が、セサミ・ワークショップに接触。クラッシュと未成年だった16歳の時から関係があったと話した。セサミ・ワークショップ側は青年から2度話しを聞き、クラッシュからも説明を受け、「大人になってからの関係だった」と、相手が未成年であった事は否定している。セサミ・ワークショップは捜査の結果、根拠がない事としているが、クラッシュを制作から欠席させている。
‘Sesame Street’ Elmo Puppeteer Kevin Clash On Leave Amid Underage Sex Allegations
ツイッターでも今アメリカのトレンディーで「エルモ」が常に上位にいる。セサミストリートを避けて通ったアメリカの子供達は少ないので、そのエルモのスキャンダルとなるとかなりショックを受けている模様。ニュース番組を騒がせているCIA長官の不倫スキャンダルよりも、庶民的なエルモの方がショッキングだ。
<アップデート 11/14/12>
未成年の頃に関係があったと告白した青年が弁護士を通じて、「大人になってからの関係だった」と発言をケビン・クラッシュが話していた通りに修正した。クラッシュは「この苦痛で間違っていた申し立てが終わった事にホッとしている。これ以上この事について話す事はもうない」と声明を出した。