Mooz-lum / 日本未公開 (2010)
Cast >> Danny Glover (Dean Francis), Summer Bishil (Iman), Nia Long (Safiyah), Evan Ross (Tariq), Kunal Sharma (Hamza), Dorian Missick (Professor Jamal), Roger Guenveur Smith (Hassan) ...
Director >> Qasim Basir
Writer >> Qasim Basir
Producer >> Dana Offenbach
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
Redemption song for heartbroken Muslim
タリク(エヴァン・ロス)は、大学の初日を迎えていた。朝、父(ロジャー・スミス)に送り出されたが、タリクは父と別れるとタキーヤをすぐに脱ぎ捨てた。タリクの父は敬虔なイスラム教徒で、息子にもそれを押し付けてきた。公立に通っている時にはそれが原因でイジメられ、全寮制のイスラム校に転入すると、教師から体罰にあっていた... それもあって親元を離れたタリクは、大学ではイスラムから離れていた。しかし9/11/2001... タリクを変える出来事が起きたのだった...
パワフルなインディペンデンス映画。この映画の監督がまた監督になる事を夢見ていた頃にスパイク・リーと偶然にあったらしい。その時に監督になりたいが成功の秘訣は?と聞いたら、スパイクは「素晴らしい脚本を書け!」とアドバイスしたとの事だ。それから6年、監督のカシム・バシールは素晴らしく力強い脚本を書き上げた。その脚本がニア・ロングやダニー・グローバーという大物俳優達を惹きつけた。そしてそのニア・ロングが母性本能を剥き出しにした母親を演じている。今までの彼女のイメージからはかけ離れている。そして今度はその母性本能をくすぐる繊細で多感な青年を演じたのがエヴァン・ロス。2人がいい感じで科学反応を起こしている。何をやりたいのかがはっきりしているし、伝えたい方も何を伝えたいのかが明確なので、演技に集中している。
監督の伝えたいメッセージが明確に観客の心に突き刺さるだろう。
(7/14/11:DVDにて鑑賞)