Everyday Black Man / 日本未公開 (2010)
Cast >> Omari Hardwick (Malik), Henry Brown (Moses), Tessa Thompson (Claire), Corey Jackson (Sonny), Mo (Yousef), Marjorie Shears (Mary / Grandmother) ...
Director >> Carmen Madden
Writer >> Carmen Madden
Producer >> Carmen Madden, Monte Schulz
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
It's time to Oakland Stroke!
オークランドの住宅街で銃声が鳴り響いた。男は小さな娘を守る事は出来たが、娘の母親を守り事は出来ずに、彼女は地面に倒れた... モーゼス(ヘンリー・ブラウン)はいつもその夢にうなされていた。モーゼスはオークランドでお店を営み、障害を持つソニー(コリー・ジャクソン)を雇い息子のように面倒を見ていた。しかしその事が理由で銀行からのローンを断られてしまった。モーゼスは近所に住む年配の女性とクレア(テッサ・トンプソン)には店のものを無料で渡していた。そこにやってきたのが、モスリムだと名乗るマリク(オマリ・ハードウィック)だった。彼は自家製のパイを店において貰いたいとモーゼスに頼む。その代わり、店舗改装資金60000ドルを渡すが...
オークランドを舞台にしたメロドラマ。タイトル通りに、なんて事ない普通の黒人男性を描いている。しかしその何てことない黒人男性でいる事というのが難しいのが、スラム街だったりする。モーゼスは若い頃に失敗や間違いもしたからこそ、何てことない黒人男性でありたいと思っている。その間違いを償う為に、進んで良い行いをしようと必死だ。それ故に殻に閉じこもってしまう事もある。それでもやはりモーゼスもまた間違いを犯す。ちょっとした失敗が彼を追い詰める。でも今度こそは立ち上がる事になる。それらをやや感傷的に描き過ぎている感じは受けるが、分かりやすく作っているので感動は出来る。
オークランドで何てことない黒人男性でいる事の難しさ。それが一番この物語の切ない部分。黒人男性の叫び声がここに詰まっている。
(2/7/11:DVDにて鑑賞)