ニューヨークのホームレスを描いた作品。主演はアーニー・ハドソン。アーニー・ハドソンと言えば「ゴーストバスターズ」ですよね。「ゴーストバスターズ」は新しい「ゴーストバスターズ3」が出来る予定で、アーニー・ハドソンも出演予定。最近の噂ではダン・エイクロイドが脚本を書いてるらしい。その「ゴーストバスターズ」も舞台はニューヨークでしたね。この前テレビで「ゴーストバスターズ」が放送していたんですが、冒頭のコロンビア・ピクチャーズのタイトルの女性の次のカットだけで「ゴーストバスターズ」だと当ててしまい、家族にビックリされました。でもあれは「クイズ・映画タイトルイントロドン!」の中でも簡単。あのニューヨークの図書館のライオンの銅像が出てくるから。という訳で、今回の作品も同じ図書館では無いですが、ニューヨークで図書館が出てきます。
アーニー・ハドソンが演じるのが、ニューヨークで気ままに生活しているホームレスのジェイク。大抵は公園や電車の中でボンゴを叩いてお金にするか、飼い主が拾う前に犬の糞を拾って捨てるから2ドル頂戴と迫ってお金を稼いでいる。仲間のホームレスと共にチェスをするのが楽しみ。そして住所が無いので本来なら図書館等で本を借りる事も出来ないが、司書の女性の親切で本を借りている。そして銀行のすぐ近くの地下にお金を貯めている。その金額は自分も数えないので分からない。そんな時にあったのが、キャメロンという白人のホームレスになりたての男。少し変わっていて、木の上で寝ているという。しかしまだホームレスとしての知恵をつけていないキャメロンにジェイクはアドバイスしていく。だけれど...
というお話。ハートウォーミングで中々面白い。というか、これは私が大好きなデーモン・ウェイアンズが出演の「Harlem Aria / 日本未公開 (1999)」に雰囲気がそっくり。使われていたスコアも似ている。ニューヨークという町が2つの作品を似させてしまったのかも??でも途中ゆっくり過ぎる所があったので、そこは間延びしてしまう。最後は最高だけど。アーニー・ハドソンの台詞も良いですね。なんであんなにニューヨークの町が合う人なんでしょうか?「ニューヨークは俺の家」と彼が言うと本当にそのように見えてくる。ニューヨーク出身じゃないのにね。
ルー・ロウルズが露天ホットドック屋としてゲスト出演していて面白い歌も披露している。DVDではこの映画を彼に捧げられている。
(4点/5点満点中:DVDにて鑑賞)