Cast >> Angela Bassett (Narrator), Chris Rock, Keenen Ivory Wayans, Shawn Wayans, Marlon Wayans, Bill Cosby, Katt Williams, Eddie Griffin, Paul Mooney, Robert Townsend, Franklyn Ajaye, Bill Bellamy, Dick Gregory, Stanley Crouch, Michael Eric Dyson, Steve Harvey, D.L. Hughley, Faizon Love, Kel Mitchell, Sherri Shepherd, Sommore, Cornel West...
Director >> Robert Townsend
Writer >> Darryl J. Littleton (book)
Producer >> Darryl J. Littleton, Quincy Newell, Angela Northington
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 5
Now we know why we laugh, and love...
黒人コメディアンが黒人コメディについて語るドキュメンタリー。
デーモン・ウェイアンズというコメディアンとスクリーンを通じて出会った時から、私の人生は大きく変わった。日本のお笑いとアメリカのお笑いは全然違うと人は言うけれど、両方好きな私にとってはそんなに違いは無い様に感じている。どっちが技術的に上だとかいう論議はくだらない。そんな事よりも「笑う」事が我々にとっても彼等にとっても利益なのである。そのコメディアンの経験や目線とどれだけ共有できるか?が、我々観客を笑いへと導く。でもアメリカはやっぱり広い。ヒスパニックに白人、日本人やアジア人のコメディアン等の様々なコメディアンが存在し笑いも多様化している。その中でなぜ私はデーモン・ウェイアンズという黒人のコメディアンを愛おしく思うようになったのか?考えた事はある。私が彼を知った時にはヒスパニックのコメディアンは今ほど見なかったし、まだまだ白人対黒人の時代だった。そのウェイアンズから感じたのは「主張」である。このドキュメンタリーでも冒頭で学者が同じ事を言っていた。「我々は存在しているのだ」と。
時代を超えて、様々な形へと変えてきたコメディ。我々は時代が変わっても、笑いで涙を流し、笑いと共に大きく手を叩いてその多様なジョークに拍手を送ってきた。その彼等の歴史にも笑いと涙と拍手は付き物だったのだ。そんな彼等の歴史をちょっと垣間見るのに丁度いい。
(4/27/10:DVDにて鑑賞)