ふむ。この前書いたものを自分で読み返してみた。ウザイ。クドイ。あんな長いものを忙しい大人達が読む訳ない。
という訳で、500字で表現する映画「プレシャス」の魅力。
「愛なんて私には何にもしてくれなかった。愛が私を痛めつけ、そして愛がレイプしてきた。私がくだらない物だと思わせるものよ!」
という観客の胸を締め付けるような台詞を言ったのが、16歳で「大切」の意味を持つ名のプレシャス。愛の意味を知らない彼女がまた妊娠した。なんと自分の父親の子供を2度も。もちろん彼女が望んだ妊娠ではなく、プレシャスの大きな体は父親の快楽の為だけに使用された。それが原因で母メアリーからは父親からの愛情をひとり占めしてると責められ、母親という機能と神経を失った母親の快楽の為にプレシャスの体と精神は酷く痛めつけられた。妊娠した事で代替学校を紹介され、同じような環境の女の子達が高校生だが小学生の読み書きを習っている。プレシャスは無事に出産するが、また別の問題が彼女に襲い掛かる。しかし新しい学校で一人じゃないんだ!と知った事で未来に明るい希望が見えてくる。決して腐らない健気な姿に晴々とした気分になる。そのプレシャスをガボレイ・シディベが実に魅力的に明るく伸び伸びと演じている。リー・ダニエルズ監督は自身の経験もあって、「家族崩壊」や「虐待」をテーマに一貫した映画作りをしてきた。この映画は彼の魂と情熱の集大成である。
どうでしょう?前より随分読みやすい分、映画についてもっと入ってくるような??