Steppin: The Movie / 日本未公開 (2007)
Cast >> Wesley Jonathan (Terence), Chrystee Pharris (Jennifer), Chico Benymon (Bryan), Anthony Anderson (Trevor), Darius McCrary (Sinis), James Avery (The Chancellor), Reginald VelJohnson, Kellie Shanygne Williams, Sticky Fingaz (Cedric), Mo'Nique (Aunt Carla), Lil' Fizz, J-Boog, Khalil Kain (G.C.), Monica Allgeier (Vicki), Roz Ryan, Jamal Mixon, Dick Gregory ...
Director >> Michael Taliferro
Writer >> Sean Alexander Jefferson, Bryan Anthony Pierre
Producer >> Michael Taliferro, C. Bruno Olivieri, Darius McCrary ...
総合ポイント >> 3/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
Stepping to laugh, but not to heart
ジェニファー(クリスティ・ファリス)はテキサスの歴史ある黒人大学UTSの学生で歌手を目指していた。プロデューサーとのレコーディングを終えたが、アルバムにするにはお金が必要だと知った。お金が無く困ったが、近々キャンパスで大金が貰えるステップショーがある事を知った。それにはグリーク社交クラブに入会せねばならなかった。そんな時、同じ大学の学生でステップを有望視されているテレンス(ウェズリー・ジョナサン)に出会った。
ステップを単なるダンスだと思っている人がいると思う。グリーク社交クラブの規律を守る為のもので、ストリートで踊るダンスともまた違う。ステップマスターのチャントはクラブ内の規律、そしてダズンズにも似た他の社交クラブへの罵倒等もあったりする。ただ誰が上手いのかという問題だけでもないのが、ステップだ。ここ近年、このテーマの作品が多い。でも「ストンプ・ザ・ヤード」のように興行成績でも活躍した作品のように、殆どがそのグリーク社交クラブを真面目な側面から描写している作品が殆どだった。この作品は100%コメディだ。主人公が真面目にステップを練習している姿もないので、それはすぐに分かる。グリーク社交クラブの名前もパロディにする程。笑えるけれども高貴ではない。全てを上手くパロディにしてメッセージ性の高い高貴なコメディとした作品「スクール・デイズ」とは比べ物にはならない。ただ、主人公2人のラブストーリーとしては爽やかである。
他の映画とは違うステップへのアプローチは面白かった。笑える部分も確かに少なくはない。でも彼等のステップは何も心に残らないのも確か。
(8/26/09:DVDにて鑑賞)