Cast >> DeRay Davis (Motown), Jasper Redd (Darius), Charles Q. Murphy (Franklin), Bob Sapp (Frankie), J.B. Smoove (Leon), Drew Sidora (Tammy), Angell Conwell (Sabrina), Hassan Johnson (Marcellus), Sandy Brown (Luwanda) ...
Director >> Blaxwell Smart
Writer >> Dan Filie
Producer >> Dan Filie, Jeremy R. Littman
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
Dead Man Laughing
モータウン(ディレイ・デイビス)とダリアス(ジャスパー・レッド)は遺体安置所の掃除等をしていた。2人は叶わぬ夢ばかり描いていて、今の安定していない生活から抜け出せずにいた。地域の3 on 3の大会での賞金をあてにしていたが、毎年マーセルスとレオンに負けていた。そんな時、遺体安置所で働く奇異な科学者フランクリン(チャーリー・マーフィ)が、モータウンとダリアスの2人を無理矢理引き連れて、死体(ボブ・サップ)を生き返らせるという実験をするが...
ジャケットからも分かるように、確かに高貴なコメディでは決してない。メッセージ性もある訳でもない。注目を集めるような俳優が出ている訳でもないし、話題の監督の作品でもない。心を掴むような台詞だってない。でも確実に笑える作品ではある。万年いじめっ子キャラのチャーリー・マーフィがデコボコな科学者というだけで笑ってしまう。子供とのやりとりのシーンは、どの映画でのチャーリー・マーフィよりも面白くて彼のベストシーンだ。見た目そのままフランケンシュタインのボブ・サップが「The Longest Yard / ロンゲスト・ヤード (2005)」でも演じたような役だったのも笑える。
この映画のキャラクターはみなどうしようもないけれど、チャーミングで憎めない。映画も同じで誰も傷つかないので毒が無くて、チャーミングで憎めない。ハートウォーミングではないけれど、なぜか心がほんわかする。笑いだけは死んでない。
(5/12/09:DVDにて鑑賞)