Cast >> Freeman F. Gosden (Amos), Charles J. Correll (Andrew 'Andy' Brown), Sue Carol (Jean Blair), Irene Rich (Mrs. Blair), Duke Ellington, Cotton Club Orchestra ....
Director >> Melville W. Brown
Writer >> Bert Kalmar, Harry Ruby
Producer >> William LeBaron
Genre >> Comedy
総合ポイント >> 2.75/5点満点
Contents >> 2 Performance >> 3 Direct >> 2 Music >> 4
You can lie to me but you can never deceive me.
エイモス&アンディはニューヨークでタクシー会社を経営していた。しかし彼等のおんぼろ車のせいで、街は大渋滞になった。
白人の役者がコルクを焼いて墨にした物や靴墨などを顔に塗って黒人の姿を欺いたのがブラックフェイス。そのブラックフェイスの役者達は舞台で各地を回った。黒人が黒人すら演じさせて貰えなかった時代。しかしラジオの時代になってもその状況は変わらず、白人の声優達が黒人の姿を笑いものにする時代は続いた。その時に大ヒットとなったのが、異常に楽天家のエイモスと、口先ばかりで自分は怠惰なアンディというコンビ。大ヒットになったので映画化されるという今と同じパターンでもある。この映画はエイモス&アンディのどたばたコメディと、2人が働いていた家庭の成長した息子と女性の恋物語が同時進行している。
このエイモスとアンディのどたばたというのは、黒人の姿をバカにしているのが前提なので、全然笑えない。未だにあれを「面白かった」と言う人も居る。「面白いからいいじゃないか」と。しかし私には笑える所など一つもなかった。唯一、黒人が出てくるのがパーティシーンでのデューク・エリントンとオーケストラの演奏。もし面白ければいいというなら、なぜあれはブラックフェイスじゃないのだろうか?あのエリントン達の素晴らしい演奏が真の姿であり真似できないからだ。私が笑えないのはそういう事だ。
(5/29/09:DVDにて鑑賞)