やっぱり150本達成ならず。3月まではいい調子だったんですけどね。それから急激に忙しくて無理でした。これは何本目にしようか迷ったんですが、次のをやる前にとりあえず150本になってからと思ったので。それまでにこの忙しさを整えたいのもあります。
という訳で、私と同じ世代の30代とか40代の既婚者の方とか付き合って長い恋人が居るとかいう人には、この映画は相当にグッと来るのではないかと思います。結婚歴が一桁だとまだ分からないかもしれない。二桁になると、この映画がうぉーーー!ってなると思います。ちょうど今頃公開?の日本の映画「60歳のラブレター」という作品のCMでその映画の同世代のおばちゃん達が「考えさせられました」とか「涙が止まらない」とか言っているように、きっと30代や40代のミセス達が共感出来る映画だと思います。というか女性だけでなく男性もこの映画を見て思う所があるのではないかと思います。
所で日本の結婚式(というか披露宴ですか)では、親父連中が「三つの袋」の話をするのが昔は多かった(今もするのかな??)。アメリカでは、袋じゃなくって紐なんですね。この映画のタイトルはそれが簡単には「Broke」しないと言っているんですよ。日本だと胃袋・堪忍袋・お袋でしたっけ?アメリカではというか、この映画はTDジェイクスという超有名な牧師の著書が原書なので、映画の中でのクリスチャンの結婚式ではその3本の紐について語られています。2本は結婚する2人の物で一本がキリストの紐なんですって。だからなかなか簡単にその紐が切れる事がないと言っているんです。その説教をしていた牧師役が「Major Payne / デイモン・ウェイアンズはメジャー・ペイン (1995)」でデーモン・ウェイアンズの上官を演じていたAlbert Hall (アルバート・ホール)です。TDジェイクスとその妻もこの映画にでは出てきますので探してください。
主役はMorris Chestnut (モリス・チェスナット)とTaraji P. Henson (タラジ・P・ヘンソン)の2人です。タラジ・P・ヘンソンは去年のオスカーの助演女優賞にノミネートされて以来に注目を集めていますが、本当にいい女優さんだなって思いました。演じた女性が本当に難しいのですよ。最初は自分がキャリアもバリバリな故に夢に敗れた夫に冷たくしまったり...そしてこの夫婦が局面を迎えるともっと強烈に冷たくしたり、でも夫の浮気は許さない気難しい奥様役。普通だったら「ワガママだなー」で終わってしまいそうな所を、最後には見事にいい意味で期待を裏切ってくれる。途中までは絶対に女性から共感をもらえるような役じゃないんですよ。でも途中からは何かとっても人間的なので、あんな役なんだけど「女を分かってるなー」と思わせ共感させてしまうのです。凄い説得力なのです。「Hustle & Flow / ハッスル&フロウ (2005)」以来、彼女の演技に心奪われぱなしです。
物語は主役の夫婦以外にも様々な人々が複雑に絡んできます。チェスナットの友人役で出てきたケビン・ハート(ここ参照)が暗くなりそうなこの映画で中々のコメディ起爆剤となっていて良かった。ふざけて雰囲気を壊す程でもなかったし。タラジのお母さん役のジェイファー・ルイスはもうお得意中の得意という感じの役でしたね。あの役をやるなら彼女しか居ないでしょう。
監督がビル・デューク。俳優としても「Car Wash / カー・ウォッシュ (1976)」等で好きですが、監督としては「A Rage in Harlem / レイジ・イン・ハーレム (1991)」や「Hoodlum / 奴らに深き眠りを (1997)」のようなハードボイルドな感じの作品が余りにも有名なのですが、この映画は意外にも?可愛く作られています。途中の特殊映像のLAの町と花の共演はビル・デュークの顔をを思いつかない位可愛い絵ですわよ。
結構色んな人々が複雑に絡むので、単純なラブストーリーでもないですし、説教くさいクリスチャン映画でもないですし、面白いドラマ作品だと思います。後は自分の境遇にも面白さを左右されるかもしれないですね。私は丁度、亭主元気で留守がいい...「早く夫が出張に出ないかなー」と思っていた時期だったので、見事にハマリましたね。帰ってきたら優しくしてあげたいと思いました。ハハハ。
感想はこちら。
(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)