Cast >> Rudy Ray Moore, LaWanda Page, Lady Reed, Mike D, Eddie Griffin, Ice-T, Paul Mooney ...
Director >> Foster V. Corder
Writer >> Rudy Ray Moore, Duane LaDage, S. Leigh Savidge
Producer >> Rudy Ray Moore, S. Leigh Savidge, Foster V. Corder, Stephen A. Housden
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 4
Dolemite Is My Name...
カルト人気となった「ドールマイト」を演じたルディ・レイ・ムーアの「伝説」を、彼に近い人物やドールマイトファンの有名人達が語る。
ドールマイトがカルト人気になったのは理由がある。当時の人気となった「シャフト」や「スーパーフライ」や「スローター」や「ハマー」等のキャラクターには絶対に無い物が「ドールマイト」にはある。それは何か?お茶目さだ。この私の答えと同じずっこけさが彼にはある。それが非常に心地良いのだ。それは他のキャラが真似したいカッコいい男なら、ドールマイトだけは身近にいるオジサンだ。怪しい空手を駆使している姿は、酔っ払いのオジサンにしか見えない。身内で集まると煙たがられるけれど、でも周りには人が沢山集まって、オジサンの与太話を聞いている感じだ。ワクワクするのだ。ドールマイトを演じたルディ・レイ・ムーアの映画はいつもそうだった。ワクワクする。
でも普段のルディ・レイ・ムーアは、驚く位冷静で鋭い分析力を見せる。あの派手で下品な卑猥な彼のレコードアルバムのジャケットに関しては「世の中をビックリさせたかったんだ」と虎視眈々と注目されて有名になる事を分析しているのだ。さらにその人気となった「ドールマイト」だって、映画を自主制作をすると決めた時に散々周りの人間にバカにされながらも、興行成績では同時期に公開された「マンディンゴ」を上回ってしまうのだ。
ルディ・レイ・ムーアが輝いた卑猥でお茶目な世界はほら吹いてナンボ。でもこのタイトルである彼が伝説だったという事実は本物だ。これがその確たる証拠だ。
(1/31/09:DVDにて鑑賞)