SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Seven Pounds / 7つの贈り物 (2008) 94本目

月曜日に見てきたんだけど、たった2日前なのに遥か昔の出来事のように感じます。ここの所、忙しいので仕方ないですね。

これまた観客には評判が良いけれど、批評家からの評判はよろしく無いようで。「The Bucket List / 最高の人生の見つけ方 (2008)」とか「John Q / ジョンQ -最後の決断- (2002)」等と同じく「死」がテーマなので(ご安心下さい、テーマは同じですが内容は全然違うのでネタばれではありません)、批評する人には難しいのかも?「死」には宗教が絡みますので。でも日本人にはこのメッセージが素直に読めるんじゃないかな?と思いました。この映画では宗教を感じさせる物も無かったのがその理由の一つかな??日本人受けする作品だと思います。この映画で好きな台詞が、ロザリオ・ドーソン扮する女性が、ウィル・スミス扮する主人公に「死について考えた事ある?」と聞いた時に、主人公は口では「時々ね」と答えるけれど、ナレーションの本音の部分では「毎日考えている」というシーン。人は他人に対して死については強がるものかもしれない。今は特に個人的にも色々とあったので、「死」については毎日考えている。別に暗く考えている訳じゃないけれど、人にとってどんだけ時間が大切かとか、色々と。確かにこの主人公のした事は実際には難しい話しだけれど、一つや二つの話なら聞いた事ある話。映画だったらあってもいいのでは?と思う。いや、映画だからこそやらないとダメなのかも。主人公は償いとかでなく自分の意思を貫きたいが為にした事もしれないけれど、でも実際に助かっている人は居る。この辺も宗教が絡んでいると「許し」も入ってくると思うんだけど、この映画ではそういう部分は無い。確かにそこまでして...と思う所もある。でも自分があの立場だったら... いや死というテーマは本当に人を考えさせると思う。自分の意思が尊重されるべきかどうか... 私は主人公とは反対の意見だけれども、この映画を完全に否定する事はない。

この前、お友達がウィル・スミスが日本に来日した時に出演していた「笑っていいとも!」を録画して送ってくれたんです。あのサービス精神の凄さに感動しました。素敵ですね。あのサービス精神は天性のものだと思う。自然に無理する事なく出るあの愛嬌がこの人の最大の魅力。でもこの映画では、そんな愛嬌を見せません。とっても謎めいた物語りなのですが、その演技の集中力は素晴らしいです。私はウィル・スミスはドラマ作品の演技の方が好きかもしれない。後で謎が解けていくと、あの時のあの表情はなるほどねーと思わせてくれます。マイケル・イーリーも同じく。なんであんなに最初から怒ってるの??と思っていたのですが、なるほどね。ちなみにマイケル・イーリーはウィル・スミスの希望で弟役に抜擢されたらしいです。でもその割には出番が少ないのが悲しい。

サービスと言えば、ウィル・スミス映画には御なじみのシャワーシーンが今回もあります。うほ。ドラえもんのしずかちゃんか水戸黄門由美かおるかって位最近はウィルのお風呂シーンが多いですよね。でもウィルのシャワーシーンで一番好きなのは「I, Robot / アイ,ロボット (2004)」でのスティービー・ワンダー掛けてのシャワーシーンです。あれがベスト。今回のは中々深いシーンにシャワーシーンが出てきますよ。

タイトルも謎めいていた「セブン・ポンド」。セブンポンドは3キロちょっと。これはウィル・スミス扮する主人公が人々に捧げた合計がセブン・ポンドらしいです。セブンはこの物語りでは色んな所に絡んできます。邦題にも上手く残してますね。

今日のはなるべくネタばれしないように書いたので、見てない人は何のことかさっぱり??かも???ごめんなさい。2月に日本でも公開される予定なので、映画を見てからまた読んでいただけるとスッキリするかも??その辺はこの映画と似てるかな??

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(4.25点/5点満点中:劇場にて鑑賞)