週末に見てきました。思っていたよりも面白かった。思っていたよりもラーメン頭リック・フォックスがかっこ良く見えた。思っていた以上にアンジェラ・バセットの息子役を演じたランス・グロスがかっこ良かった。
でも...
思った以上にマディアおばさん出てこないし、思った以上に主役である筈のミスター・ブラウン事、リロイ・ブラウンが出てこなかった。で、この前、タイラー・ペリーのTV番組「House of Payne」ともシンクロしてると書いたけれど、思ったよりもシンクロしてなかった。テレビでの主役を演じているラヴァーン・デイビスは登場してきたけれど、その程度。テレビではデイビスの息子を演じているランス・グロスとの絡みもなし。
まー、でもやっぱりアンジェラ・バセットですよ。見せますよ。息子役のランス・グロスとの一騎打ちは見応えがありました。ランス・グロスが演じた役がやたらと良かったのもあるんですよね。プレミアで、なんで出演していないモデルのエヴァ・ピッグフォード(Crossoverとかジェイミー・フォックスのPVとか)が居るの?と思ったら、ランス・グロスの彼女らしい。まあ、モテル筈ですよ。マジ素敵でしたもの。リック・フォックスも役がカッコいいんだけど、ボソボソと声が篭るので、それが勿体ない。「Why Did I Get Married?」でジル・スコットを射止めた男が、今回も出てました。舞台版ではあの役はもっと大きいのに、映画ではチョイ役になっていて可哀想。タイラー・ペリーは男前が好きなのかも。
何か無理やり「ブラウン家」をくっつけた感じもしたのが、勿体無い。リロイ・ブラウンのハチャメチャさと、L.B.のタフなオヤジぶり、ヴェラの言いたい放題で大胆な部分...そういういい部分のブラウン家がなくなっていたのが残念な感じ。でも、舞台の「Meet The Browns」のいい部分の骨組みは残っていた気はする。家族の大事さとか、家族の支えとか。そういう部分。
舞台版はいつも庶民的なのに、映画になるといつも成功した女性を出していたタイラー・ペリー。今回はかなり庶民的で、私は好き。
私が見た劇場では、みんな半々って感じがした。手を叩いて喜んでいる人も居れば、結構クールな人も居て...
でもその設定がタイムリーかな?シカゴ出身の女性が、自分の勤めている工場がメキシコへ移転になって... まるでバラク・オバマの演説そのまま。
感想はこちら。
(4.5点/5点満点中:DVDにて鑑賞)