Cast >> Jamie Foxx (Ronald Fluery), Jennifer Garner (Janet Mayes), Jason Bateman (Adam Leavitt), Chris Cooper (Grant Sykes), Andrew Astor (Big Wheel), Jeremy Piven ....
Director >> Peter Berg
Writer >> Matthew Michael Carnahan, Michael Mann
Producer >> Peter Berg, Michael Mann ....
Genre >> Drama
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
Vicious circle of loathing
サウジアラビアのリヤドにある外国人移住区にて、ピクニック中にテロが発生し、アメリカ人を含む多くの死者が出た。FBIのフルーリー(ジェイミー・フォックス)は、その知らせを現地居るFBIの仲間であり友人のフランから聞いた。しかし、その直後フランもテロの自爆に遭い亡くなった。フルーリーはFBI捜査官3人を連れて、リヤドに捜査に向かうが...
終わらないベトナム戦争に恐怖を感じたアメリカ人がランボーを誕生させたように、終わらない中東との戦いに恐怖を感じているアメリカ人が作り出した作品のように思える。実際にあった事件を元に作り上げたこの作品は、4人のFBI捜査官をヒーローとして登場させている。無敵で優秀な4人の主人公。そこには、アメリカ人の何かにすがりたい...という部分を感じる。サウジアラビアのアル・ガージー大佐という人物を少し丁寧に描いたお陰で、サウジの人々全てが敵と言う風には描いてはいないのは特記するべきだと思う。お互いが手を結べば解決出来る事もあるという前向きな部分を感じた。でもアメリカからやってきたFBI捜査官の方が優秀という部分に、アメリカの上から目線を感じてしまう部分もある。
そして最後になる囁いた言葉が同じという部分。結局は、アメリカの戦争への大義も意味もない物に感じる。この戦いは結局終わりなき悪循環をその台詞に感じるのだ。また彼等の最後の憤りのない表情にも、この戦いの全てを感じる。
(3/1/08:DVDにて鑑賞)