本来なら「Killer of Sheep」と「My Brother's Wedding」...と続く筈なんですが、まだ全然整理できてないので、こちらを先に。
昨日も書きましたが、このタイトルになったダニー・ハサウェイの「This Christmas」っていう曲が大好きです。今人気絶頂のクリス・ブラウンが劇中でその曲をカバーしてます。クリス・ブラウンは若いシンガーの中でも結構上手ですよね。彼の場合、歌よりもダンスの方がメインかなーとも思っていたのですが、歌も結構上手でした。でもね、やっぱり何かが物足りない。やっぱり若さ故なのかな？とも思った。でも、ダニー・ハサウェイも若かったんですよね。若干33歳ですよ。随分と大人ぽかったんだなーって思いました。
で、映画ですね。
感想にも書いた通りなんですが、タイラー・ペリーのをコピーしただけとも取れましたね。オープニングの感じから、内容、さらには主役のママの愛称までそっくりです。その愛称「Ma'Dere」は、実は「Killer of Sheep」にも出てくる言葉です。「Killer...」では、息子がお母さんに向かって「Ma'Dere」と言うのですが、お父さんに「お前は南部出身じゃないのに使うな！」と怒られます。「Ma'Dere」も「Madea」も発音のイメージ通り「Mother Dear」からみたいですね。
クリスマス映画という事で料理も楽しみにしてました。でも、まあ普通ですね。クリスマスには、ハム。しかも綺麗に既にスライスされていたのが何か残念。でも、食卓にあったホットソースが我が家と同じルイジアナ・ホットソース。以前、我が家に遊びに来た夫のネイティブアメリカンの友人が、「え？これなの？普通テキサス・ピートでしょ！」と怒られたのですが、うちはずっとルイジアナです。その友人が帰った後に、夫もぶつくさとルイジアナだよね？と... 映画で見つけた時にもやっぱり「ルイジアナだよね」ってつぶやいてみた。義姉の家は、同じルイジアナのもっと辛いバージョン使ってた。あれは、うちの近所では見れない。南部だと普通に店にあるんだろうけど。ルイジアナのはフライドチキンによくあいます。
と、感想でも辛辣に書いたのですが、タイラー・ペリー映画ファンは好きだと思いますよ。あんなに書いたのに、実際映画館で泣いてますから、私。設定とか安易過ぎるのだけど、見所はある。ローレン・ロンドンとキース・ロビンソンのカップルが可愛くて好きなんだけど、あまり内容には絡んでこないので居なくて良かったかな？とも思う。でも2人が目茶可愛い。
でもオリジナリティが無い分、映画としての魅力に欠けて印象度も薄い。きっとクリス・ブラウンのカバーもそれと同じ理由かな？ダニー・ハサウェイの個性とオリジナリティの魅力には勝てなかったんだと思う。
感想はこちら。
（3.5点/5点満点中：劇場にて鑑賞）
