Alex Cross / バーニング・クロス (2012) 1088本目
とりあえずタイラー・ペリーの日本劇場デビューおめ!アメリカでは興行成績1位を何度か取っているタイラー・ペリーがやっと日本の劇場にお目見え。長い道のりだったねー。でも、自分が監督・制作した作品じゃないっていうのが、日本の公開作品の特徴を物語っておりますねー。日本でタイラー・ペリーの十八番であるマディアが見れる日が来るのか?来ないだろうねー。というか、最近の作品なら来なくていいとは私は思う。どうせなら初期のでルーベン・キャノンが制作に携わっていた作品だけ来て欲しい。キャノンが抜けてからは、イマイチだもんね。
という事で、今回は作家ジェームス・パターソンの人気キャラクター「アレックス・クロス」を前面に出した映画化。アレックス・クロスが出てくる映画「Kiss the Girls / コレクター (1997)」や「Along Came a Spider / スパイダー (2001)」では、あのモーガン・フリーマンがアレックス・クロスを演じていたことでも知られている。今回はなぜかタイラー・ペリー。制作段階では、イギリス人俳優のイドリス・エルバが候補として挙がっていた。うーん、イドリス・エルバの方が合ってたんじゃね?って正直思う。タイラー・ペリーはアクション向きな体つきじゃないし、シリアスドラマのイメージも薄い。というか、単なる俳優としての印象も薄い。制作者だよねー、タイラー・ペリーは。でも俳優タイラー・ペリーはそんなに悪くないなとは改めて思った。あー、あそこでまた泣くのかなーと思ったら、グッと堪えた所もいいし、実際のペリーには子供は居ないけれど、パパ度はあったね。でもやっぱりイドリス・エルバで見たかった!とは思う。
今回はなぜかワシントンDCではなくて、デトロイトが舞台。FBIに行く前で、地元で幼馴染のトミーをパートナーに刑事をやっているのがアレックス・クロス。絵が上手い事から「ピカソ」と呼ばれている連続殺人犯を追うが、アレックスとトミーがピカソをもう少しの所で逃してしまってから、ピカソは執拗にアレックスとトミーを追うようになる。っていうストーリー。っていうか、なぜかアレックスとトミーのブロマンスがメイン?しかもトミーを演じたエドワード・バーンズが何となくトミーとマツの国広富之に見えちゃって、そうするとアレックスは色的にもマツなんじゃね?と思えてきちゃって...「トミコぉぉぉ!!」って呼んじゃえば、事件解決じゃね?とか想像しちゃって...もじゃもじゃ(以上、35歳以下の方は意味不明でごめんなさい)。と鑑賞中なのに想像できちゃう程に脳に余裕があるスリラー作品ね。ほら、面白い作品だとそんな余裕ないでしょ?この手のクライムストーリーでは普通でありきたりな感じ。
まあでもシシリー・タイソンの存在感は素敵ね。今回も彼女らしい台詞があって心打たれた。彼女が出演したのは、多分タイラー・ペリーあってじゃないかと思う。なぜかシシリー・タイソンは、タイラー・ペリーを気に入っているらしいからね。
タイラー・ペリーを見慣れていない日本のファンはすんなり入ってくるんじゃないかな?それ故に、日本公開時のポスターはジャン・レノ推しになってるね!いちようタイラー・ペリーが主役。マシュー・フォックスもジャン・レノも主役じゃないです!しかもジャン・レノはそんなに登場しません!
(3.5点/5点満点中:2/19/13:DVDにて鑑賞)