
神の森の木々 (1965年) (世界革命文学選 日本共産党中央委員会宣伝教育文化部世界革命文学選編集委員会編)
- 作者: 日本共産党中央委員会宣伝教育文化部,サンベーヌ・ウスマン,藤井一行
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 1965
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やっと読めました。思っていたよりも時間がかかってしまいました。主人公達の名前が難しいんですよね。名前に見慣れていないので、中々進む事が出来ませんでした。でもやっと登場人物が頭の中で整理出来るようになってからは、面白くてどんどん進みました。ダカール・ニジェール鉄道のストライキがテーマです。暴力を暴力で返す事は簡単な事です。誰でも出来る。でも、ストライキという行動でずっと続けていくには、肉体的にも精神的にも辛い。しかも食料や水まで制限されてしまうのですから... さすが、ウスマン・センベーヌだなーと思ったのは、ストライキというのは一見男性がメインのように思えますが、女性もメインに持って来ている所。女性のパワー無しには出来なかったと容易く分かるように書いてある。タイトルの「神の森の木々」も素敵です。大きなテーマを感じます。1人で森は作れない。なぜかは、すべて本に書かれている。映画でも見たかったなー。