Cast >> Kim Wayans (Andie Norman), Daniel Beer (Doug Penn), Mark Cuban (Macho Mark), Randy Powell (Carl Morgan), Joe Richards (Lou Jacobs), Kerry Ruff (Michael Columbus), Marcy Walker (Rachel Parsons) ....
Director >> Aaron Speiser
Writer >> Aaron Speiser, Carl Nelson
Producer >> Gary M. Bettman, Morgan Higby
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 2
B級映画を馬鹿にしちゃいけない。
アンディ(キム・ウェイアンズ)は、本の編集者として成功していた。今回もマイケル(ケリー・ラフ)の本「Talking About Sex」の本を完成させた。本の内容から、アンディを取り巻く環境が変わりつつあり、更には長年の恋人のダグ(ダニエル・ビアー)が結婚に踏み切らないので、悩んでいたのだが...
DVDのジャケットいい、DVDメニュー画面といい... B級、いやそれ以下の映画を思わせる風貌だったこの作品。なので、全然期待もせずに軽い気持で見てみた。ところが、中々上手いこと出来ている。インディ系の映画祭に出展したら、そこそこの評価を受けたように思える。何が面白いかって、人種についての発言も公言も全くなし。でも、観客としては、俳優の何人かが黒人だったり、白人だったりするのは、一目瞭然な訳です。まず、主役のアンディは黒人女性、その恋人ダグは白人男性。アンディが浮気している男性が黒人男性。その黒人男性と浮気しているのでは?と疑うのは、別の白人男性。普通の映画だったら、その時点で「人種的な公言」がある筈なのに、この映画では全く無し。見終わった後に、「そういえば何も言ってなかったなー」という程に、「人種的」な事が全く気にならないストーリー。なかなか斬新で面白かったです。
B級... いや、それ以下の映画も馬鹿にしちゃいけません。こういう発見があるからこそ、アンダーグラウンドな映画も見逃せません。
(10/1/06:DVDにて観賞)