大〜〜〜好きなアイヴァン・ディクソンが監督している作品。大好きなあまり、以前ファンレターを出した。気持が伝わったのか、手紙付きの返事を頂いた。その時に、黒澤明監督と三船敏郎を見て、俳優になろうと決めたと書いてあった。黒澤明に影響を受けたのが、良く分かる作品。色の使い方とか、凝ってる。あと、部屋に日本の日の丸ぽいポスターを見つける事も出来た。数あるディクソン作品でも、この作品が1番凝っているように思えた。どこかしら、アフリカ回帰な部分も見られる。
DVDの付録で、ロバート・タウンゼントが語っている。いかにこの作品が好きなのか。まだDVDなんか発表されるう〜んと前に、タウンゼントはブートレグでこの作品をやっと見つけて、思わずビデオ3本買ったとか。
この後に、ロバート・タウンゼントとキーネン・アイボリー・ウェイアンズが、80年代に入って自分たちの映画「Hollywood Shuffle」を作ろうと思ったキッカケが、良〜〜く理解出来る映画。
ちなみに原作本が発売されたのが、1969年。黒人の暴動が盛んになったのが、1964年。一時は沈静化されたが、キング牧師が暗殺され、また暴動が活発化したのが、1968年の事。
黒人の中にあった苛立ちが、この作品ではよく表現されている。
(4.5点/5点満点中:DVDにて観賞)