Cast >> Rony Clanton (Sonny Carson), Don Gordon (Pigliani), Joyce Walker (Virginia), Paul Benjamin (Pops), Thomas Hicks (Young Sonny), Mary Alice (Moms) ....
Director >> Michael Campus
Writer >> Sonny Carson (autobiography), Fred Hudson
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
ソニー・カーソンについての考察
NYで生まれ育ったソニー・カーソンは、成績優秀な子供だった。小学生の時に、友達といたずらで、お店のお金を盗むと運悪く、ソニーだけ捕まってしまう。少年更正院に入ったソニーは、そこで益々悪の道へと進んでしまう。高校生となったソニーが、家に戻るが、すぐに「LORDS」というギャングに仲間入りする。敵対するギャング「HAWKS」との戦いでは頭角をあらわす。しかし、また盗みを働き、ソニーは監獄へと送られる。3年後に家に戻ると、全てが変わっていた...
幼かった少年が、ギャングに入り、敵対するギャングとの戦い、そして監獄へ...と、主演のジェイミー・フォックスが同年にオスカーを獲得した事や、主人公のスタンリー・トゥッキー・ウィリアムスが死刑になった事など、色々と話題の多かった映画「Redemption/クリップス」を思い出させる内容だ。トゥッキーの映画は、本人がどう変わっていったかを、主に描いた作品だったが、この作品では、どうしてソニーが悪くなっていったかを描いている。ソニーの環境と経験、それらを見る事で、ソニーがどう変わっていくかが、観客にも想像を容易くしている。強烈で残酷な映像が多くて、やたらと脳裏に焼きつくのも特徴的だ。
そして、リオン・ウェアの曲が、あまりにも切なく、最後のソニーの背中と共に何かを観客に語りかけてくる。