SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Livin' Large! / 日本未公開 (1991)

Cast >> Terrence 'T.C.' Carson (Dexter Jackson), Lisa Arrindell Anderson (Toynelle Davis), Blanche Baker (Kate Penndragin), Nathaniel Hall (Baker Moon) ...
Director >> Michael Schultz
Writer >> William Mosley-Payne
Producer >> David V. Picker
Genre >> Comedy

総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4

White Man's World
デクスター(テレンス・TC・カーソン)は、アトランタで姉ネイディーン(ロレッタ・ディバイン)と共に両親が残したクリーニング業を継ぎながらも、TVニュースのアンカーになる事を夢見て、友人のベイカー(ナサニエル・ホール)と真似事をしていた。恋人のトネール(リサ・アーリンデル・アンダーソン)は献身的にデクスターをサポートした。配達中に、立てこもり事件に遭遇し、リポーターのマイクを奪って、リポートを始めた。それがTV局の敏腕で野心的な女性プロデューサーのケイトに気に入れられ、デクスターはリポーターとなるが...

70年代から一線で活躍するマイケル・シュルツ監督作品。この1991年には、この手の映画が多く作られていた。1986年の「ソウルマン」へのアンサー的なのかもしれない。黒人監督が、黒人が白人に変身してしまうパターンの映画を作っていたのだ。チャールズ・レインの「True Identity」も同じ1991年に制作されている。この映画は、黒人の純粋な青年が白人の世界で変わっていき、アイデンティティを失いかける様子をコミカルに軽快なタッチで軽く描いている。黒人の人々がアイデンティティを失うという事は、ソウル「魂」を失う事と描いているのが興味深い。そしてソウルを失うと、同じ黒人の仲間が苦しみ悲しむのだ。

黒人でありながら成功するという事は2つの社会(Twoness)を背負うという事でもある。でもこの映画はそれらをとても親切に分かりやすく軽快に描いている。マイケル・シュルツらしい、嫌味のない親切な映画。

(3/18/12:DVDにて鑑賞)