「ソウルフード」。映画のタイトルにもなった有名な言葉。またこの名前も洒落てる。いちいちカッコよくさせているのが、彼等らしいんじゃないかって思わせるこの言葉。大好きなんです。日本人の私達からしてみると、一度口にする前までは「食べられないよ」的な見た目が多いけれど、食べてみると、おそらくハマる。
人が食べないような部分や物を上手く調理して食べるモノという認識がある。だから、安上がりなんじゃないか?って思われがち。でも、本当はそんなに安くなかったり... 有名な「ガンボ」だって、海老とか入れたりすると、高くなるし...
私が今はまっているのは、「チトリン」といわれているモノ。日本語で言ったら、豚ホルモン。これだって、安くはない。アメリカ価格なら、1家族4人で食べようとするなら、牛のローストビーフ用の肉と同じ位の価格だ。ブルース用語で「チトリン・サーキット」というと、黒人クラブを主に回るドサ周りを意味しているそうだ。食一つで、また勉強になった。そういえば、話題作「Ray」でも、そんなクラブ周りの様子も伺える。(少しだけど)
そういえば、ハワイの人々も地元の料理を「ソウルフード」って呼んでいた気がする。日本だと「お袋の味」が一番近い言葉かな?
義祖母と「魂食クックブック」とか出したい。けど、うちの義祖母も義母もあんまり料理上手じゃないんだよね。残念ながら。黒人のお婆ちゃんが料理上手いっていうのも偏見かも。でも、義祖母の「ピントービーンズ」だけは最高!叔母さんの「バナナプディング」とか、義姉の「チトリン」とか... 家族総出で書いたら、美味しい本になるかも。